ニュース
Oculus、単体でVRを楽しめるHMD「Santa Cruz」発表 モーションコントローラーなど既存機種の周辺機器も発売
PCや外付けのセンサーなしで、リッチなVR体験が可能に。
advertisement
Oculus VRが、開発者会議「Oculus Connect」にて、外部機器を必要とせずに単独で動作するVR HMD(ヘッドマウントディスプレイ)「Santa Cruz」を発表した。公式サイトで、プロトタイプのデモ映像や、全発表の概要が公開されている。
Oculusをはじめ、既存のHMDはPCやゲーム機、スマートフォンを接続し、ソフトの処理などを担わせていた。Santa Cruzの場合はデモ映像を見る限り、後頭部に内蔵したバッテリーやコンピューターにより完全に単独で稼働できる様子。ユーザーの行動を制限するケーブル類も見られない。詳細なスペックや発売時期、価格などは明かされなかった。
Oculus用周辺機器として、待望の専用モーションコントローラー「Touch」も発売。デモ映像で、銃撃戦や釣り、ストリートペイントなど、さまざまな体験ができる対応ソフトが紹介されている。別売センサーを追加すれば室内規模のVRも実現可能だ。10月10日から予約を受け付け、発売は12月6日を予定。価格はTouchが199ドル(約2万600円)、追加センサーが79ドル(約8200円)。パッケージには2本のゲームも同梱される。
advertisement
30以上の対応ソフトを用意
HMDと一体にできるOculus用イヤフォンも登場。外界の音を遮断できる機能を搭載するという。販売スケジュールはTouchと同様で、価格は49ドル(約5000円)。
ほかにも、VR空間でアバターを介した音声通話ができるシステムや、NASAでの訓練にVRを導入する取り組みなどが語られている。
(沓澤真二)
関連記事
PCが邪魔なら背負えばいいじゃない VR端末の欠点を解決した「ZOTAC MOBILE VR」の発想がアナログすぎる
でも、便利そう。「マインクラフト」がOculus Riftに対応 組み立てた世界をVRで体験
VRに最適化した設定を用意。仮想空間の物体を触って感じて操作できるVRグローブ 中国の新興企業が開発
職業訓練に教育分野にゲームにと、多彩な用途が考えられる。VR空間の中を"どこまでも歩ける”魔法のシステム「無限回廊」を体験してきた
実際はぐるぐるしているだけなのに、本当にまっすぐ進んでいる感覚が。VRヘッドマウントディスプレイ「HTC Vive」の日本向け販売サイトがオープン 日本からでも手軽に購入可能に
センサーの設置を代行するオプションサービスも。仮想空間でアバターの友達と会う FacebookがソーシャルVRのデモ披露
仮想空間で友人のアバターと会うことができます。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.