大人顔負けの資料だ! 小4が作製した自由研究「真田の秘密」が「真田丸」制作統括者も驚くガチっぷり
学校では評価してもらえなかったという資料には、圧倒的なまでの愛と情熱が詰まっていた。
小学4年生が作製した夏休みの自由研究、「真田の秘密」の完成度が高過ぎると話題になっています。現在放送中の大河ドラマ「真田丸」の主役である信繁(幸村)と、その父・昌幸、兄・信幸(信之) について調べてまとめた全30ページの資料なのですが、そこらの大人が作った資料よりもしっかりとした作りになっていました。
この研究を紹介したのは、この小学4年生が通う塾の主催者のうちゃか(@sayakaiurani)さん。「真田丸見る前に読むと本当に勉強になる」と、Twitterに画像つきで投稿しました。
真っ赤な紙に真田家の家紋である六文銭が貼られた表紙が特徴的な同資料。研究を始めた理由の解説、真田家の年表、上田合戦の戦術解説といったガチなまとめから、真田家の“通知表”といったユニークなページまで、実にしっかりと作られています。さらに、1ページ目はちゃんと目次から始まり、参考文献のリストページまであり、下手な大人が作ったものよりちゃんとまとまっています。
これだけガチなら、学校ではさぞ高い評価をもらえたに違いない……と思いきや、なんと理系研究重視の学校だったため評価されなかったそう。そんなばかな、こんな資料小学4年生が作ってきたら無条件に満点が与えられるべきではないのか……!
まさかの評価に作者の小4生はかなり落ち込み、「もう研究はしたくない」とまで言うほどになってしまいました。しかし、そこでツイート主のうちゃかさんは機転を利かせ、NHKに送るようアドバイス。熱い思いを胸に送ったところ、なんと「真田丸」制作統括の屋敷陽太郎さんから返事が届きました。教え子は、言葉では表現できないほど喜んでいたそうです。
この出来事はTwitterを通じてネットで広く拡散され、研究の完成度の高さは広く知られることになりました。しかし、これだけ多くの人から高い評価を得た研究も、学校は「自由研究=理系の研究」ということで評価に変更はないそう。素晴らしい研究だと思うのですが、残念です。
とはいえ、屋敷さんからの返信とネット上での評価から、今ではすっかり元気を取り戻したそう。うちゃかさんに小4生の現在の様子を聞いてみた所、「今でも『真田丸』を毎週視聴し、現在は『城巡り』を通して、新たな何かを自分の視点で見つけたいと話している」そうです。もしかすると、将来の偉大な歴史研究家が才能を芽吹かせた瞬間なのかもしれません。
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