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なぜ「ローソンストア100」ではマウントレーニアが100円なのか? 「100円の商品だけで豪華ディナーを作るイベント」が胸熱だった

東京カルチャーカルチャーで行われた「秋の大収穫祭100円商品100種類食べつくし!!」に行ってきました。

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 10月12日、東京カルチャーカルチャー(東京都江東区)にて「ローソンストア100」によるイベントが開催されました。タイトルは「秋の大収穫祭100円商品100種類食べつくし!!」。

100円の品ばかり
おいしそうなのに

 この日、会場ではローソンストア100の100円商品だけを使用した“豪華ディナー”が提供されました。使用された商品は、なんと100種類!

100円商品のみで出来上がる“食の宝石箱”!

 では、当日に会場で振る舞われたメニューを見ていきましょう。

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最高!
でも、材料はすべて100円

 こちらは「野菜たっぷりとんこつ醤油鍋」。使用されているのは「とんこつ醤油鍋つゆ」「キャベツ」「開きやすい油揚げ」「豚バラ肉」などで、もちろん全て100円商品のみです。

本格的!
でも100円

 「ピリ辛うまい! 餃子入りキムチ鍋」は、特にこの日のお客さんから好評だったお鍋。「旨辛キムチ鍋つゆ」「チルド餃子」「鍋物用野菜」「ルーさんの甘辛キムチ」などが使われています。ちなみに鍋つゆはストレートタイプなので、鍋にそのままバーっと入れちゃってOK。そして、野菜を“ドーン!”と投入してしまえば、たっぷり2人前分作れちゃう。

この中で泳ぎたい

 「パスタ 海の幸・山の幸たっぷりアラビアータ」は、「スパゲッティ」「あえるパスタソース アラビアータ」「シーフードミックス」「スライスベーコン」等を使用。パスタソースは、簡単にあたためるだけでピリッと辛い“海のトマトソース”が出来上がります。しかも、100円商品なのに3人前作れてしまうらしい。

新鮮!

 「農園サラダ」は、「キャベツ千切り」「人参」「きゅうり」「サラダチキン バジル」「ミニトマト」「香味たまねぎドレッシング」などが使われています。嗅げば分かるのですが、他のキャベツよりもにおいがしません。

山ほどお皿に盛りたい
既にお客さんが山ほど盛って行ってしまった
胸が熱くなってきた

 「シーフードフライ盛り合わせ」(白身魚フライ、イカフライ、さば竜田揚げなど)は、たっぷりのタルタルソース(レモン果汁100%とマヨネーズなど)でいただきたい。全て冷凍食品なのですが、すでに油で揚げてあるのでレンジでチンしてすぐに食べられます。

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見てくれ、この照り
MoMAに保存すべきだ
いっぱい欲しい

 「お肉の盛り合わせ」には、「ミートボール てりやき」「お肉屋さんのハンバーグ デミグラスソース」「あらびきポークウインナー」「鶏のから揚げ」などが大集合! 照りがいいですね。食欲をそそります。

 ちなみに「鶏のから揚げ」も冷凍食品なのですが、油で揚げた後にさらにオーブンで焼き上げしているとのこと。結果、とてもジューシーでやわらかくいお肉に仕上がっています。

1皿じゃ足りない

 これらを一皿に盛れば、まるで宝石箱やぁ~! 何度も言いますが、全て100円商品のみで出来上がってる。この豪華ディナーに、お客さんが集う集う!

長げえ!
全部欲しい!

 当日提供されたドリンク類も、100円商品ばかりです。

これもみんな100円
アルコール類も100円!
ください!

なぜ、こんなにおいしいのに100円なのか?

 一方、ステージ上では「ローソンストア100」のスペシャリスト4人が集結。野菜と果物と生鮮、ベーカリー、加工食品、デザートの各担当者がそれぞれ登壇しました。

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中央の被り物をしている4人が“スペシャリスト”です

 それでは御四方に聞きましょう。なぜ、これらの商品をたった100円で販売できるのか? その秘密を教えていただきましょうか。

 まず、野菜果物が100円で提供できる秘密から。実はローソンストア100には、日本全国23カ所に契約農家(ローソンファーム)があるそうなんです。また、天候によって国内の農場が打撃を受けた場合に備え、海外農園との直接交渉も行っているとのこと。先月は中国へ交渉しに行っているし、これからアメリカやニュージーランドで玉ねぎの仕入れを行う予定だそうです。

 続いてベーカリーを安価で提供できる秘密ですが、大手メーカー複数社によるコンペを実施しているとのこと。山崎製パンや神戸屋などの大手メーカーと共同開発を行っているローソンストア100。発売できる数はどうしても決まってしまうので、その中で「いかに多く商品を発売できるか」と各メーカーが競い合って頑張っているらしい。と同時に「原材料の大量仕入れと工場の生産効率アップ」を行うことで100円での提供が可能となりました。また、シンプルな統一パッケージを採用することで“デザイン料”を抑えています。これは、コストを商品そのものに注ぐための工夫です。

 そして加工食品の100円の秘密についてですが、まず第一に「大手メーカーとの共同開発」が挙げられます。実は、この日使用された鍋つゆもパスタソースも永谷園との共同開発。その際、メーカーと交わす「これだけ作ってください」という契約数は最低10万食に設定しているとのこと。大量発注することにより、高品質で安価の商品が可能となります。

 最後に、デザートが100円で提供できる理由について。ローソンストア100は“青い方のローソン”とメーカーを共有しているので、自ずと原材料も共同仕入れに。一括に大量で仕入れることにより、良質な原材料を安く仕入れることができ、コストダウンできるのだそうです。例えば「ショコラ・エクレール」は、100円なのにフランス産の小麦を使い、香ばしいシュー生地を採用。中にあるチョコレートのカスタードは、ベルギー産のチョコレートです。

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フランス産の小麦を使用

 また「容器はオリジナルで作らない。包装デザインは色数制限」という秘密もあるらしい。容器をオリジナルで作るとコストが掛かってしまうし、パッケージデザインも価格を抑えるために色数を多く使わない。その分を商品に還元し、味のクオリティを上げるのです。さらに「見栄えより味」というこだわりもある。見栄えも大事だけど、最も重視しているのは味です。

雪のように白い

 この「濃厚クリーミープリン」は見た目は地味な白生地の真っ白なプリンですが、実は味にこだわりまくってる。白生地で、レアチーズのような濃厚で固めの食感を実現しています。

怒涛(どとう)のようにデザート(全部100円)がやってきた!

 さあ、そろそろデザートが並び始めましたよ!

みたらし団子の国

 見てくれ、この照り! ヨダレが出てしまいそうな「みたらし団子」がやって来ました。

言葉にならない

 大きな「バームクーヘン(ココア風味)」もやって来た!

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フルーツの国
カラフル!
ぶどうの国

 「カットフルーツ」には「ぶどう」「バナナ」「メロン」「パイン」「みかん」がそろっています。

四方から伸びる手!

 「ショコラ・エクレール」も「濃厚クリーミープリン」も持ってって! 言われなくても、お客さんは根こそぎお皿に盛って行きます。

盛りましたね、また!
幸せで仕方がない!

 また各テーブルには、お店から持ち込まれたマシンによってあたためられた焼きいもが配られます。

お店から持ち込まれたマシンであたためられる焼きいも!
欲しい。ちょうだい!

 ローソンストア100では2015年、379万5075本の焼きいもを売り切ったそうですよ!

鍋のシメにも100円商品(そうめん、ごはん、たまごなど)を使用

 そろそろ、お腹がいっぱいになってきたな……! でも、もっと食べていただきたい。だって、これから鍋の“シメ”が始まるのだから。

100円の品ばかりで作られてるとはとても信じ難い

 「キムチ鍋のシメソーメン」には「そうめん」「指定農場のたまご」「スパイスバジル」が投入されます。

至福の雑炊
しかし、100円の品のみで構成されている

 「キムチ鍋のシメ雑炊」には「特盛ごはん」「指定農場のたまご」「もみのり」「とろけるクッキングミックス」を投入。

中華めんでシメ!
「鍋のダシが効いたラーメン! おいしいヨネ~」

「とんこつ醤油鍋のシメラーメン」には「食べ方いろいろ中華めん」「小ネギ」「煮たまご」「紅生姜」が投入されました。たまりません! でも、いよいよお腹いっぱい……。

大量のポンタぬいぐるみを持ち歩く人、はるばる大阪からやってきた人など“筋金入り”が集結!

 当日、会場にはローソンのキャラクターが「ポンタ」がやって来てくれています。

ポンタがやって来てくれた!

 また、ポンタの被り物(非売品)を被るスタッフさんも発見!

ポンタの被り物、すてき!

 そしてあるお客さんのテーブルをチラ見すると、こんな状態になってました。

ポンタの国。全部、お客さんの私物!

 ここは、ローソンファンの間で“ポンタ好き”で有名な方の席です。ポンタのぬいぐるみは全て私物で、普段からカバンにポンタを付けてお出かけしているとのこと。筋金入りじゃないですか!

 こんな当日参加者の客層について、東京カルチャーカルチャーのイベントプロデューサー・テリー植田さんは解説します。

「先日もこの会場でからあげクンのイベントを開催しましたが、あの時は20代の若い方による来場が多かったです。比べて、今回はもうちょっと大人。ファミリーで訪れる方もいらっしゃいました。スーパーマーケット代わりにローソンストア100を活用されている方が多いことの表れだと思います」

 あと、この日はイベントのために大阪から来場したカップルのお客さんもいたらしい。“熱狂的ファン”と“ファミリー層”、幅広い客層がこの日は同居していました。

マウントレーニアもランチパックも「ローソンストア100」だと100円!?

 この日は、ローソンストア100のスタッフに直接疑問をぶつけられる“質疑応答タイム”も設けられています。中でも鋭かったのは、以下の質問。

――普通のローソンでは「マウントレーニア」が100円では売られていないんですが、なぜローソンストア100では100円で売っているんでしょうか?

「ものすごく良い質問きました! マウントレーニア、今高いですよね。でも、ウチだと100円で買えますよね。森永さんがマウントレーニアを出した時、最初はあまり売れなかったんです。でも当社は、市場で売れなかった時からずっと売ってたんです。これはメーカーさんにとってもうれしいことで、そういった歴史が当社の100円を支えているところがあります」(スタッフさん)

 ちなみにローソンストア100ではヤマザキのランチパックも100円で購入できます。他店では120円とか150円とかしちゃいますが。

 そして、この日のイベントのエンディングにはローソンストア100にまつわるクイズ大会が開催されています。全5問が出題されたのですが、例えばこんな問題が出題されました。

なぜ、たまごが6個入りで100円なのか?

 「オリジナルブランド「LV」の指定農場のたまご。なんと6個入りで100円ですが、なぜ100円にできるのでしょうか?」

  • 全部Sサイズだから
  • S・M・Lサイズが混ざっているから
  • にわとりの卵じゃないから
答えはこちら

 気になる答えは――「S・M・Lサイズが混ざっているから」。クイズ大会の上位進出者には、プレゼントが贈呈されました。おめでとうございます!

商品ゲット! おめでとうございます
皆さん、至福の表情

 あまりにも至れり尽くせりだった、この日の「ローソンストア100」イベント。その価格に似つかわしくない高クオリティの商品によって、豪華なディナーをガッツリ楽しむことができました。

一つだけ注文するとしたら、もっとたくさん出店して! 近所にあると、すっごくうれしいです。

実際にお店で売られている生鮮食品です

(寺西ジャジューカ)

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