冷凍メンチカツからO157検出　米久・商品総数5万パック回収へ

　11月7日、食肉加工・販売の「米久（よねきゅう）」（静岡県）は同社が販売する冷凍メンチカツからO157が検出されたとして、同商品を含む2商品の回収を発表した。

※当初、2商品からO157が検出されたと記載していましたが、米久から訂正の連絡があり、O157が検出されたのは「メンチカツ」のみであるとわかりました。訂正いたします。

　該当の商品は「ジューシーメンチカツ（ピロ）」と「クリーミィーコロッケ（ピロ）」。メンチカツが2万パック、コロッケが3万パック程度流通しており、手元にある場合は着払いにて返品するよう呼び掛けている。クリーミィーコロッケからはO157は検出されていないが、同ラインで製造されていることを受け回収するという。

　また健康被害については、同商品を口にした1人から「具合が悪くなった」という申し出があったとしているが、詳しい状況や商品との関連については現在調査中だという。

　本件を受けて同社は「お客さまならびにお取引先様には、多大なご迷惑とご心配をおかけいたしますこと、深くおわび申しあげます」と陳謝。今後については「お客さまの安全と安心を第一として、より一層の品質管理の強化に努める」としている。

　該当商品はいずれも同社がタケフーズ（静岡県）に製造を委託したもの。タケフーズは今月初旬にO157が検出されて問題となった「肉の石川」のメンチカツ（関連記事）も委託製造していた。

（Kikka）