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トランプ氏「イスラム教徒入国禁止」の声明、公式サイトから削除 7日昼には存在

少なくとも7日15時ごろにはアクセスできたようですが、今は不通状態に。

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 ドナルド・トランプ氏の大統領選キャンペーンサイトから、2015年12月7日(米時間)に公開したプレスリリース「イスラム教徒の入国差し止めについての声明」が削除されていることが分かりました。Googleのキャッシュデータによると、少なくとも11月7日15時ごろ(以下、すべて日本時間)まではプレスリリースのURLにアクセスできたようです。

トランプ氏のキャンペーンサイト

 同声明は、トランプ氏がニューヨーク市で「米国の代表が何が起こっているか事態を把握できるまで、米国にイスラム教徒が入国するのをシャットダウンするよう」求めたもの。

 ムスリム回答者の25%が「米国人に対する暴力は世界的なジハードの一部として正当化される」に賛成した、といった調査データを示しながら、「彼らの憎しみが理解を超えているのは誰の目にも明らか」「我が国がこの憎しみがもたらす問題と危険性を見定め理解できるようになるまで、ジハードの世界のみを信じて命に理由や尊敬を持たない人々から、恐ろしい攻撃を受ける犠牲になることなんてできない」とトランプ氏は述べていました。

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削除されたプレスリリース(キャッシュより)

 大統領選の投票は8日朝に行われ、9日17時前にはトランプ氏の当選が確実となりました(関連記事)。現在プレスリリースのURLにアクセスすると、キャンペーンサイトのトップページが表示されます。10日明朝からTwitterではプレスリリースが削除された件を指摘する声が多くあがっています。

当選の翌日、ニューヨーク大学のムスリム用礼拝室に「Trump!」の文字が書かれていた、という報告も
大学ヘ向かうバスの中で、ムスリム女性にナイフが抜き出されたという報告もあがっています

12日追記

 当該の声明が再びアクセスできるようになっています。

黒木貴啓

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