ニュース

古い椅子をスケスケ素材で修復したアートがふしぎ空間

透明部分はアクリル樹脂を使っているとのこと。

advertisement

 壊れた椅子を透明な素材で修復したアート作品「My Old New Chair」シリーズがなんとも異空間で面白いです。

2010年に制作されたシリーズ1作目。木製部分とスケスケ部分がシームレスにつながっていてふしぎな感じ

 制作したのはブラジルのビジュアル・アーティスト、Tatiane Freitasさん。透明な部分はアクリル樹脂でできており、木製部分とのコントラストが際立っています。

なんだかかっこいい

 編集部ではこのふしぎな世界観について、メールで直接Tatianeさんに聞いてみました。Tatianeさんによると、1脚作るのにかかる期間は3~6カ月程度。制作期間は木材の状態によってかなり左右されるそうです。また、作品には「現在と過去のどちらを選択するのか?」「私たちの進むべき道は? 」「実際に経験した(あるいは想像上の)古い(新しい)記憶」といったテーマが込められているのだとか。なお、本人の公式Webサイト(英語)上にも制作意図について解説文が掲載されています。

advertisement
2016年制作の2作目

 また、TatianeさんがInstagram上で日本のポップアート作家・奈良美智さんのイラスト入りポストカードを投稿していたため、「お気に入りの日本の作家はいますか?」と質問してみたところ「ここ数年日本の文化にはとても注目してます。奈良さん以外だと長谷川等伯の色使いや感性が好きです。草間彌生や吉岡徳仁の自由な作風も好き」「日本人以外だとドリス・サルチェードが大好きです」と回答がありました。

奈良美智さんのイラスト入りポストカード。気になって質問をしてみたらガチな回答が……!
2016年制作のシリーズ最新作

 なお、公式Webサイト上では「My Old New Chair」以外にもベッド枠を修復した作品や、本にドアノブを合体させた作品など、独創的な作品がいくつか公開されています。

ほかにも独創的な作品が

画像提供:Tatiane Freitasさん

関連キーワード

芸術 | 椅子 | ブラジル

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  2. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  3. 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  4. 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  5. 夫「250円のシャインマスカット買った!」 → 妻が気づいた“まさかの真実”に顔面蒼白 「あるあるすぎる」「マジ分かる」
  6. 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
  7. ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
  8. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  9. 高2のとき、留学先のクラスで出会った2人が結婚し…… 米国人夫から日本人妻への「最高すぎる」サプライズが70万再生 「いいね100回くらい押したい」
  10. 160万円のレンズ購入→一瞬で元取れた! グラビアアイドル兼カメラマンの芸術的な写真に反響「高いレンズってすごいんだな……」「いい買い物」