「（ヱヴァ）頑張っています」　カラー10周年記念展で庵野秀明が新作アニメ「龍の歯医者」についても語った

　映像企画・製作会社、カラーが設立10周年を迎えたことを記念する展覧会の先行内覧会が11月22日に行われ、同社代表の庵野秀明さんがイベントに出席しました。

　庵野さんは囲み取材に応じ、編集部からの「次回のヱヴァは東京五輪までに見られますか？」という質問に対し「いやー分からないけれど、頑張っています。ただうちだけの配給ではないので」と答えました。しかし「楽しみにお待ちしています！」と伝えると「ありがとうございます」と柔らかい笑顔を見せました。

　また音響監督として参加を発表しているカラー最新作「龍の歯医者」については、「アバン（オープニング前の映像）の絵コンテについて『こうしたらどうかな』程度に意見を添えたぐらい」と語り、基本的には鶴巻監督に任せた作品であると自信をのぞかせました。

　2016年11月23日から11月30日まで、ラフォーレミュージアム原宿で行われる「株式会社カラー10周年記念展　過去（これまで）のエヴァと、未来（これから）のエヴァ。そして現在（いま）のスタジオカラー。」は同社初となる展覧会。

　初展示を含む「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」シリーズの原画や設定資料、庵野さんが脚本・総監督を務めた「シン・ゴジラ」のひな型3種、短編アニメーションシリーズ「日本アニメ（ーター）見本市」の原画・資料など約300点を展示します。

　また同社の取締役である漫画家・安野モヨコさんは、記念展のためにエッセイコミック「監督不行届」の番外編を描き下ろし。「よい子のれきしえほん おおきなカブ（株）」と名付け、同作をスタジオカラーがアニメーション化して上映するというユニークな試みも。

　なお、記念展では来場者全員に庵野さんのインタビューなどが収録された全88ページの特別冊子がプレゼントされるほか、描き下ろしイラストデザインのドレスを着たレイとアスカのデフォルメフィギュア「キューポッシュ」限定バージョン、「カラー10周年記念展2017カレンダー」「公式作画参考用模型完成品　初号機　頭部モデル」などが販売予定。

　入場料金は500円。貴重な資料盛りだくさんなのでぜひ会場に行って、「エヴァ」を「ゴジラ」を「カラー」を感じてください。

※商品価格は全て税込。

（Kikka）