山田孝之か「勇者っぽい人」求ム 塩の山に突き刺さった牛刀を引き抜ける人はいませんか?
主催は以前「あずきバー」の硬さを業務用硬度計で測定したナイフメーカー。
岐阜県関市のナイフメーカー、ジー・サカイ(関連記事)が、塩の山に刺さった牛刀を引き抜ける勇者を公式ブログで募集しています。なんなんですか、この所帯じみた英雄伝説は。
ブログに掲載されているのは、ペットボトルの台座に詰められた塩に深く突き刺さる1本の牛刀。その様はアーサー王伝説のエクスカリバーや「ゼルダの伝説」シリーズのマスターソードのよう……と言うには絵面が地味ですが、台座に記された「この国の帝の誕生日 伝説の勇者が現れて牛刀を引き抜き 奇跡を起こすだろう」という謎めいた文言が、牛刀を引き抜ける勇者の募集を示しています。なお文末は「かゆ うま」と「バイオハザード」風になっており、世界観を統一する気はさらさらないようです。
実はこの珍妙な企画、同社の新製品「SABI KNIFE KITCHEN」の性能をアピールするもの。ラインアップは三徳包丁・牛刀・ペティナイフの3種でいずれもサビに強く、100日間塩水に浸けてもさびなかったそうです。これを勇者が塩から引き抜いて、さびていないことを証明するのが企画の主題。あ、想像したらかっこいいような気がしてきた。
引き抜くイベントは台座の文言通り、「この国の帝の誕生日」すなわち天皇誕生日の12月23日開催。当日10時に自腹で同社へ来られる1人を募集しています。対象は20歳以上の勇者の血を引いてそうな人、勇者に関係が深い人、または山田孝之さん(「勇者ヨシヒコ」主演)。名指しにも程がある。
応募方法は、住所氏名年齢等に勇者アピールポイントを添えて、11月30日必着でジー・サカイへ郵送。もし応募者皆無の場合は、勇者の母っぽい事務のおばちゃんが引き抜くそうです。つっこみどころが多すぎるトリッキーな企画ですが、認定された勇者には抜いた牛刀の現物をプレゼント。同社の気まぐれで製品が追加でもらえるかもしれないそうなので、我こそは勇者という成人または山田孝之さんは、ふるってご応募ください。
(沓澤真二)
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