「ムジュラの仮面」ファンアート動画が超絶クオリティー　スタルキッドがいかに闇堕ちしたか描く

　「ゼルダの伝説 ムジュラの仮面」の序章をイメージしたファンアート動画が、YouTubeで約250万回再生される人気に。物語の鍵を握る小鬼「スタルキッド」がムジュラの仮面に魅入られた瞬間を、公式かと見間違うほどのクオリティーで描いています。

　原作は異世界「タルミナ」に流れ着いた主人公のリンクが、ムジュラの仮面をかぶったスタルキッドに襲われる場面から始まります。動画はそのプロローグを想像で描いたもの。まずムジュラの仮面の恐ろしさと、タルミナの「滅びの運命」が象徴的に描かれます。

　場面は変わって森の中。闇堕ちする前のスタルキッドが無邪気に笛を吹き、妖精とたわむれる姿が楽しげに映ります。この暮らしがずっと続けばよかったのに……。

　続いて森の道に、重要人物の1人である「しあわせのお面屋」が登場。ムジュラの仮面を発見して夢中になりますが、その魔力にあてられて気絶してしまいます。

　倒れたお面屋を発見し、介抱しようと手を差しのべるスタルキッド。しかしかたわらに落ちていたムジュラの仮面にとりつかれてしまい……と、その後の奇妙な物語を示唆して動画は締めくくられます。

　制作したember labは、VFXやアニメ、ゲームによるプロモーションを手掛けるアメリカ企業。商業プロジェクトに取り組んでいないときは、今回のように好きなコンテンツに触発され自由に作品を制作しているそうです。

（沓澤真二）