子ども用車椅子「もっと知ってほしい」――利用者が拡散呼びかけ ベビーカーと誤解されることも
バギータイプと呼ばれるタイプで、ベビーカーと誤解されやすいことから苦労も多いそう。
Twitterユーザーが投稿した、まるでベビーカーのような車椅子の写真が注目を集めています。「バギータイプ(バギー型)」と呼ばれるもので、見た目からベビーカーと誤解されやすいのですが、これもれっきとした車椅子の一種。こういう車椅子があることをもっと知ってほしい――と、利用者が拡散を呼びかけています。
一般的に車椅子と聞いて思い浮かべるのは、大きな車輪に手すりがついたもの。一方、バギータイプは車輪が小さく、それゆえに一見ベビーカーに見えてしまうのかもしれません。基本的には子ども向けの製品のようです。
投稿者に話をうかがったところ、電車で「邪魔だから畳め」と怒鳴られたり、「大きな子供をなぜベビーカーに乗せているのか」と言われたり、バギータイプならではの苦労をしばしば耳にするそう。投稿者自身もバギータイプの車椅子を使っており、少しでも周知することで役に立てれば――と写真を投稿したそうです。
話題の車椅子は、きさく房のRV-pocket II。ワンタッチで高さと向きが変えられるハンドルのおかげで押しやすく、リクライニングも可能。投稿者は運動制限のある娘のために、この商品を選んだそうです。
Twitterでは、同じ経験をした人々からの反応が多く、「小学生ぐらいまでは利用していた。ベビーカーと間違えられて変な顔をよくされた」「一目見て分かるマークがあればいいのに」との悩みに共感する声が寄せられていました。
集まった声の中には「みんなが少しずつ知ってくれることで、お出かけしやすい環境が増えていくといいな」と明るい未来を希望するものもありました。
(モトタキ)
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