フォロワー燃えたぁぁぁっ! 架空のSNS上で友達の炎上を食い止めるアプリ“炎上なう”が笑いとスリルの連続
あえて燃やすこともできます。
iOSとAndroid用アプリ「炎上なう」が、リアルな炎上の目撃者の気分になれると話題になっています。架空のSNS「Tmitter」上でいろいろと危ういフォロワーたちが炎上しないようにリプライを送って導いていくというシミュレーション(?)ゲームで、炎上に至る過程が生々しい……!
というわけで、早速プレイしてみました。初プレイ時は、ID・名前・アイコンを決めるところから始まります。アイコンはあらかじめ用意されている6種のなかから選ぶようになっており、今回はネコ画像のアイコンを選びました。これらは後から変更することもできます。
初期設定ができたらいよいよスタートするわけですが、最初の説明文に「わざと炎上するように仕向けると……?」と意味深な言葉が。このあたりから既に「やばい」香りが漂いだします。
いざ始まってみると、言い訳の余地もないほどにTwitterでした。自分はもうある程度フォローしている人がいる設定らしく、タイムラインには何人かのツイートがあります。そんななかに何人かいる、アイコンに星マークが付いている人が炎上する可能性のあるメインの登場人物です。逆に、それ以外の人たちにリプライは送れません。
最初に登場するのは、学校の後輩「ケンヤ」くん。「他人を見下したりばかにするような内容をつぶやいてしまうことがある」「先日Tmitterに投稿した写メが面白いと評価され拡散されたのを期に新たなネタを探している」ともう「お前はネットに触れるな」と言いたくなる紹介文が最初に表示されます。こいつは可燃性が高そうだぜ……ゴクリ。
この主要人物たちに、3択でリプライを送っていくことで話が進んでいきます。選んだリプライの内容によって右上の炎上ゲージが上昇したり下がったりしていき、少し時間がたつと相手からまたリプライが返ってくるのでまた3択のリプライを返して……と会話を続けていきます。
なお送れるリプライ量には制限があり、5回送ると「速度制限」となりしばらく進められなくなります。どんなSIM使ってんだ。進めるには一定時間待つか、動画広告を見るか、課金アイテム「Mi-Fi」を購入するかしましょう。
ゲームは最終的にゲージの量によって炎上する「炎上エンド」か平和に終わる「ノーマルエンド」かに分岐。炎上を食い止められるような選択肢を選んで行くのが目的となります。が、前述の通りあえて燃やすことも可能。炎上ゲージを連続でガン上げする悪魔になることもできます。
というわけで最初のケンヤくんはあまり深いことを考えずに適当にプレイを進めていったのですが、炎上ゲージがグングン伸びる伸びる。ちょっとやばいかな? と思いながら眺めていたところ燃えたぁぁぁぁっ! ケンヤくん燃えたぁぁぁぁっ! 炎上エンドだぁぁぁぁっ! やったーっ!
意外と炎上を止めるのは難しく、予想外の選択肢でゲージがガッツリ上がったりします。取りあえず燃えて灰になったケンヤくんは捨て置き、進めている途中で現れた2人目主要人物、自撮り写真投稿が大好きな「ゆずぴょん」を進めることにしました。
このように、話を進めていくと途中でリプライを送れる新しい主要人物が次々に登場します。全部で5人おり、同時進行もできる仕組み。それぞれ違った炎上の危機を抱えているので、炎上させないためには状況に沿ったアドバイスが必要になります。
自撮り写真を日々アップロードしているゆずぴょん。今回も深く考えずに適当にリプライを返してみたのですが、やっぱり炎上ゲージが伸びる伸びる。そして燃えたぁぁぁぁっ! ゆずぴょんも燃えたぁぁぁぁっ! また炎上エンドだぁぁぁぁっ! ひゃっほぉぉぉっ!
どうやら炎上エンドはいろいろな実話を基にしてるような気配があり、どれもディープなネットユーザーであれば既視感を覚えるはず。それだけに生々しく、また架空とはいえ友達が自分の発言によって炎上していく様子は最高の背徳感とゾクゾク……ではなく、罪悪感を覚えます。いやあ、炎上って怖い。
しかし、世間で起こる「炎上」の背景には、こういった友達からのリプライの存在が有ったのかもしれないと思うと、感慨深いところもあります。皆さんも雪が溶けそうなほどに熱い“炎上体験”、してみないかい。
関連記事
北九州モノレールの線路に中学生が立ち入り 寝そべり・喫煙など動画投稿で炎上
北九州モノレール「警察に報告・相談中です」今度は“チェーンソー振り回し男”――「ユーチューバーなめとったらあかんぞ」とヤマト従業員を脅した男を逮捕
チェーンソーを手に「ユーチューバーなめとったらあかんぞ」「全世界配信やぞ」などスタッフをどう喝する動画が話題になっていました。今度は「しょうがトングで牛丼混ぜ男」がネットで炎上 すき家「撮影者を特定し、警察に通報・相談しています」
ネット上では「不衛生だ」など批判が殺到していました。メガネ萌えってレベルじゃねえぞ! メガネそのものと恋愛する「奇跡のメガネ」が人類じゃなくても早過ぎる
メガネを掛けた人が好きなのではない。メガネが好きなのだ。何をしても嫌われ罵倒され続ける恋愛シミュレーションゲームが登場 一部のマニアから絶賛の声が上がる
画面を5000回タップしたご褒美は罵倒。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.