ポップコーンが弾ける瞬間のウルトラスロー映像が生命誕生の神秘すぎる

　ポップコーンの弾ける瞬間をウルトラスロー撮影した映像が謎の感動に満ちています。お前たち、こんな風に弾けていたのか……！

　映像ではまず1粒目のコーンがスタンバイ。ウルトラスローではない、通常のスローで撮影された弾ける様子が流れます。膨らんで弾けたコーンが放物線を描きながら画面外に消えていく姿からは既にある種の美が感じられますが、まだまだ弾ける瞬間の様子はわかりづらいです。そしていよいよ本番となる、1秒間を3万コマで撮影したウルトラスロー撮影の映像に。

　ポップコーンにはトウモロコシの中でも「爆裂種」と呼ばれる品種が使われます。爆裂種の種子の中心には、水分を少量含む「軟質デンプン」があり、それを覆うように「硬質デンプン」があります。ポップコーンは、加熱された内側の「軟質デンプン」の水分が水蒸気になり、膨張して「硬質デンプン」を突き破って出てくることでできます。こうした知識はなんとなく知っていても、いざ映像で見せられると迫力が違います。

　動画では雄大な音楽と共にコーンの外側は徐々にひび割れていき、内側から溢れ出した白い部分が花びらの用に開いていきます。いつもなら気にも留めない、無数に弾けるコーンの1つにすぎませんが、ウルトラスローで弾ける瞬間を目の当たりにすると、生命の誕生に立ち会ったような謎の感動に包まれます。この映像を見た前と後では、食べる際の心構えまで変わってきちゃいそうですね。ポップコーンちゃん、生まれてきてくれてありがとう……！（もぐもぐ）

　なお動画を公開しているWarped Perceptionはポップコーンの他にも、「犬が水を飲んでいる瞬間」「マッチが着火する瞬間」「ソーセージがネズミ取りに挟まれて切断される瞬間」など、身の回りのちょっと変わった瞬間をウルトラスロー動画で多数公開中です。