韓国デマサイト「大韓民国民間報道」が閉鎖に　管理人による書籍もAmazon.co.jpから消滅

　「韓国、ソウル市日本人女児強姦事件に判決 一転無罪へ」など、主に韓国に関連した虚偽ニュースを掲載していた「大韓民国民間報道」が1月27日、サイトを閉鎖したことが分かりました。サイトは現在アクセスしてもつながらない状態となっており、閉鎖の告知などは特に行われていませんが、編集部がTwitterで公式アカウントに接触したところ、ダイレクトメッセージで「サイトは閉鎖いたしました。ご愛読ありがとうございました」との回答がありました。

　「大韓民国民間報道」をめぐっては、1月に掲載された「韓国、ソウル市日本人女児強姦事件に判決　一転無罪へ」という記事がネット上で大きな話題に。しかしニュースサイト「BuzzFeed」が検証したところ、元となる事件のソースがなく、内容についてもでたらめな“偽ニュース”だったことが判明。さらにその後、管理人が匿名でインタビューに答え、「記事は全てフェイク」「そういう話題（韓国に批判的な話題）が好きな人たちを狙った」「広告収入のためだった」など、サイト運営の動機などについて語っていました。

　また、管理人は広告以外の収益源として「ほんとは怖い韓国ニュース」といったKindle書籍を執筆、Amazon.co.jpで販売していましたが、これも現在は商品ページがなくなり、購入できない状態となっています。

　なお、BuzzFeedの記事と前後して立てられた、「韓国デマサイトの管理人やけどもBuzzFeedの記者からDMがきた」というおーぷん2ちゃんねるのスレッドもネット上では話題に。スレッドは自称「韓国デマサイトの管理人」が立てたもので、BuzzFeed編集部とのダイレクトメッセージのやりとりがリアルタイムで公開されていました。ただ、スレッドを立てた「>>1」は最終的に、BuzzFeedの質問に対し「管理人ではないフェイクアカウントであるとさせていただき、ご質問に答える形でならご対応させていただこうと思います」と、管理人であることを否定しており、本当に管理人本人が立てたスレッドだったかどうかは不明となっています。