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東京メトロの銀座線01系車両が引退 最終営業車両は1991年製 2017年3月10日まで

車両の写真撮影に関して注意を喚起しています。

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 東京メトロは、2017年3月10日をもって「銀座線01系車両」の営業運転を終了すると発表しました

銀座線01系車両

 銀座線01系は1983年にデビューし、6両1編成で合計38編成(228両)が製造されました。1985年8月には、毎年1回“鉄道友の会”が優秀な車両を選定する「ローレル賞」を受賞。その後は2012年からの1000系導入に伴い廃車などによって数を減らしていました。

 また同車両は熊本電気鉄道に一部譲渡され、2015年3月には制御車「01-136号車」と「01-636号車」が営業運転を開始。2016年3月には「01-135号車」と「01-635号車」も活躍の場を熊本に移しています。

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中野車両基地にて動態保存中の01系車両

 最終営業車両となるのは、1991年製造の「01-130編成」。こちらは2017年2月24日まで、熊本県の復興支援を目的とした「くまモンラッピング電車」仕様で運行されます。

 既に引退している同車両では、中野車両基地にて「01-101編成3両」が動態保存中。また2016年7月には地下鉄博物館開館30周年を記念して、「01-129編成」が運転台カットモデルとして地下鉄博物館内にて静態保存されています。

運転台カットモデル

 東京メトロは01系引退に関連して、車両の写真撮影などのマナーについて注意を喚起。軌道内や立ち入り禁止区域への立ち入り、ホーム柵や白線の外側へ乗り出しての撮影、フラッシュや照明の使用は禁止。また脚立や三脚、一脚、自撮り棒等を使用しての撮影はひかえ、駅構内で他の乗客の迷惑にならない行動をするよう呼びかけています。

(宮原れい)

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