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地球の酸素が月に届いていた 月探査衛星「かぐや」が観測
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大阪大学などの研究グループが、地球の酸素が月まで到達していたことを突き止めたと発表しました。
同研究結果は、2007年9月に打ち上げられた月探査衛星「かぐや」の観測データを解析して分かったもの。これまでも地球から酸素が漏れ出ていることは知られていましたが、その裏付けとなるデータを初めて観測することに成功しました。
同研究では月の100キロ上空のデータを調査した結果、地球を起原とする酸素イオンを捉えることに成功。太陽のエネルギーを受け、地球の酸素イオンが38万キロ離れた月まで運ばれていることを初めて観測的に明らかにしました。大阪大学は調査結果の意義について、「研究者の新たな探究心を駆り立てるだけでなく、一般の人たちの自然観や科学観に大きな影響をあたえうるもの」だとしています。
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研究結果がまとめられた論文は英科学誌「ネイチャー・アストロノミー」の電子版で読むことができます。
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