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プロレス団体「ノア」の元運営が倒産 興行は事業譲渡先企業が継続
設立者の三沢光晴選手が亡くなって以来、経営状態が悪化していました。
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プロレス興行団体「ノア(NOAH)」の元運営会社、ピーアールエヌ(旧名「プロレスリング・ノア」)が、2月1日に東京地裁より破産手続き開始決定を受けました。帝国データバンクが伝えたもの。なお、ノアの興行は2016年に事業譲渡を受けたノア・グローバルエンタテインメントが継続しています。
プロレスリング・ノアは、当時全日本プロレスのトップレスラーであった三沢光晴氏が、新団体ノアの旗揚げに伴い2000年7月に設立。東京都江東区の「ディファ有明」を拠点にプロレスを興行し、グッズ販売やテレビ放映権を元に収益を得て事業規模を拡大していました。
しかし2009年6月、満身創痍(そうい)の身体をおしてレスラーとして出場を続けていた三沢氏が、試合で受けた衝撃がもとで死亡。翌7月からレスラー兼取締役であった田上明氏が代表に就任したものの、その後有名選手の退団・移籍などが重なり、経営状態が徐々に悪化していきました。そして2016年11月1日付で商号をピーアールエヌに変更。興行事業をエストビー(その後ノア・グローバルエンタテインメントに商号変更)へ譲渡し、破産申請の準備に入っていたとのことです。
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負債額は調査中。ノアの試合・大会は予定通り行われています。
(沓澤真二)
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