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「それ違うでしょ!」と思う脳信号だけでコントロールできるロボット MITなど研究チームが開発

脳をコントロールする訓練いらずで、簡単に操作できる仕組み。

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 MIT(マサチューセッツ工科大学)などによる研究チームが、脳でコントールできるロボットを開発したことを発表。脳信号を読み取りながら、リアルタイムで動作する様子がYouTube上に公開されています。

「PAINT」「WIRE」の2つを正しい箱に入れる実験

 操縦者が装着したキャップから脳波を記録し、それを機械学習アルゴリズムにより、10~30ミリ秒間隔で分類。間違いに気付いたときに発生する「error-related potentials」という脳信号を利用して、ロボットの動作を決定する仕組みです。動画には、2つの箱を使って正しいアイテムのふるい分けをする実験の様子が。人間型のロボットが、目の前にいる操縦者の様子を見るかのようにアームを箱の上で往復させ、的確にアイテムを入れています。

 同システムの特徴は、脳をコントロールする訓練がいらないこと。これまでにも類似のシステムは開発されていますが、「指定されたディスプレイを見ると、それにひも付けられた命令が実行される」といった具合に、練習しないと操作できないものだったんだとか。確かに、ロボットの動きを見ながら「いや、それ違うでしょ」と考える方が簡単そうです。

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操縦者はキャップを装着しながら、ロボットの動きを見ます
「error-related potentials」という脳信号により、ロボットの動作が決定
アイテムを持つと……
アームが箱の上でうろうろ
正しい箱にストンと落下

 研究チームは今後システムの改良を行う方針で、より複雑な作業も行えるようになる予定。実用化されたら、職場にやってきた新人ロボットに「そうじゃないでしょ!」と脳波で業務を叩き込む仕事が現れるかも……?

マッハ・キショ松

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