ニュース

「米はぜ」に「パットライス」? 「ポン菓子」の名称、あなたの地方ではなんと呼ぶ?

ポン菓子の発祥国はアメリカです。

advertisement

 駄菓子の定番「ポン菓子」。その名称が地方によって全然違うとTwitterで話題になっています。いったいどんな名称が存在するのか、ポン菓子メーカーを取材しました。

ポン菓子(家田製菓公式サイトより)

 「ポン菓子」といえば、お米などの穀物に圧力をかけて一気に開放することによってふくらませるお菓子。圧力を開放する際に「ポン(ドン)!」という大きな破裂音が鳴ることでも知られています。

 そんな「ポン菓子」ですが、実は地方や地域によって呼び名が大きく異なるとのこと。一体どんな名称があるのか、愛知県のポン菓子メーカー「家田製菓」にお話を聞きました。

advertisement
家田製菓の「こめポン」(家田製菓公式サイトより)

 取材に応じてくれた担当者は、「地域によって呼び名が違うことは把握している」話し、家田製菓のある愛知県知多郡では、米が爆(は)ぜるが語源の「米はぜ」と呼ばれていると教えてくれました。

 またこのほかにも編集部が調べたところによると、北海道では「ドンがし」や「ドンまめ」、福井では「米はじき」、群馬や長野などでは「とっかん」、静岡では「はざし」や「はがし」、愛知では「パッカン」、神奈川では「爆弾」、高知では「パットライス」と呼んでいる場合もあるということが分かりました。

 なぜこのように名称が分かれているのかは不明ですが、ほとんどはポン菓子が作られる過程の音や状況からネーミングされているとみられます。唯一毛色の違う「パットライス」に関しては、ポン菓子の発祥国・アメリカでの名称「パフライス」の派生ともいわれているようです。

 このほかに、うまい棒でおなじみの「やおきん」が販売する「ポップライスにんじん」の商品名から生まれたとみられる「にんじん」という名称で親しんでいる人もいるようです。

やおきんの「にんじん」(やおきん公式サイトより)

 「やおきん」によると、商品名は野菜のにんじんに似た形状のパッケージに由来しており、こうしたパッケージを採用するメーカーは全国的に減少してきているのだそうです。担当者に「結局なんと呼べばいいんですかね」と聞いたところ「特に名前にこだわりはないが、とりあえず『にんじん』を買ってください」とのことでした。

advertisement

 さまざまな名前で親しまれている「ポン菓子」、あなたの地域では何と呼んでいますか?

(Kikka)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  4. フォークに“毛糸”を巻き付けていくと…… 冬にピッタリなアイテムが完成 「とってもかわいい!」と200万再生【海外】
  5. 毛糸でフリルをたくさん編んでいくと…… ため息がもれるほどかわいい“まるで天使”なアイテムに「一目惚れしてしまいました」「うちの子に作りたい!」
  6. 餓死寸前でうなり声を上げていた野犬を保護→“6年後の姿”が大きな話題に! さらに2年後の現在を飼い主に聞いた
  7. 「申し訳なく思っております」 ミスド「個体差ディグダ」が空前の大ヒットも…… 運営が“謝罪”した理由
  8. 「懐かしい」 ハードオフで“30年前のPC”を購入→Windows 95をインストールしたら“驚きの結果”に!
  9. 鮮魚スーパーで特価品になっていたイセエビを連れ帰り、水槽に入れたら…… 想定外の結果と2日後の光景に「泣けます」「おもしろすぎ」
  10. 「釣れすぎ注意」 消波ブロック際に“カツオを巻いた仕掛け”を落としたら…… 驚きの結果に「これはオモロい!!」「こんなにとは」