世の中には名前も聞いたことのないような珍しい野菜がたくさんありますが、日本でも謎野菜が発見されました。TwitterユーザーのLapisウタカゼはいいぞ(@SquirrelLapis)さんが投稿したもので、その名も「群馬の野菜」。このざっくり過ぎるネーミングの野菜は一体……?
葉を小さくしたホウレンソウのような見た目をしており、「群馬の野菜」「JAグループ群馬」と書かれたビニールにみっちりと詰め込まれています。フォロワーから「かき菜」か「のらぼう菜」ではないかという声が多数寄せられましたが、結局どちらか分からないままペペロンチーノにしておいしくいただいたとのこと。
一体この野菜の正体はなんなのか。そして一体なぜ「群馬の野菜」というネーミングになったのか。これも地方が始めたブランディングや話題作りの一貫なのか。JAグループ群馬に聞いてみました。
まず写真をみてもらったところ、これは「かき菜」で間違いないということです。「かき菜」はアブラナ科アブラナ属の野菜で、主に群馬県や栃木県で栽培されている野菜。お浸しなどにして食されます。
そして本題、なぜ「群馬の野菜」と名付けたのか聞いてみると、衝撃的な回答が!
「これはJAグループ群馬で配布している野菜の包装ビニールに入っているだけです」。えぇ……。
つまり「群馬の野菜」という謎野菜は存在せず、そう書かれた包装ビニールに「かき菜」を詰めて販売していただけということでした。その発想はなかったわ……。
また、その後Lapisウタカゼはいいぞさんが八百屋さんで確認したところ、「かき菜」と「のらぼう菜」は同じもので、地方によって呼び名が変わるということでした。しかし厳密には別物で、お店によって同じものとして扱われていたりするようです。
なかなか大胆なネーミングで良いブランディングだと思ったのですが……あまりにも予想外な「群馬の野菜」の正体でした。
写真提供:Lapisウタカゼはいいぞさん
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