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台湾で大ブーム! 「ウマすぎてやめられない」と話題のインスタントラーメンが本当に高級中華の味だった

残念ながら日本では買えません……。

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 台湾で現在、あるインスタントラーメンが大流行しています。台湾煙酒公売局が販売している「花雕鶏麺」シリーズがそれ。商品自体は2010年から存在していたのですが、SNSを中心にじわじわと口コミが広がり、なぜか2015年秋になって突然大ブームに。一時は品薄でなかなか買えないほどだったそうです。

 「花雕鶏麺」は現在も台湾のインスタントラーメンでは一番人気らしく、どの台湾人に聞いても「うまい」「だまされたと思って食べてみろ」「今まで日本のラーメンを推していたけどうますぎてやめられない」と大絶賛。一体どれほどおいしいのか、ちょうど現地に行く機会があったので実食してみました!

現地で買ってきました

 今回食べたのは、シリーズ内でも一番人気の「花雕鶏麺」と、新商品の「花雕酸菜牛肉麺」。どことなくレトロなパッケージが目を引きます。どちらも仕上げにお酒を入れて味を調えるのが特徴。価格は1個55台湾ドル(=約198円)です。

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まずは一番人気の「花雕鶏麺」から

オーソドックスな「花雕鶏麺」

 中を開けるとレトルトパウチされた具材、花彫酒、粉スープと、風味をさらに豊かにする役目のラードが入っています。粉スープの中にはクコの実、パウチ内には一口大の鶏肉が6~7個入っており、他のインスタントラーメンとは一線を画すボリュームと本格中華感。

「花雕鶏麺」の中身。花彫酒が入っているのが特徴
レトルトの鶏肉はなかなかのボリューム
麺は極細麺です

 3~4分待ち、出来上がったところで一口。鶏ベースの澄み切ったダシに、アクセントとなる花彫酒の香りが芳醇で、とてもインスタントとは思えない味わい。高級中華の締めで出てきそうな、飲んだ後にもさっぱり食べられるタイプのラーメンでした。お酒を入れることによって大人な味わいになる上、さらにクコの実が本格感を引き出しています。お酒が苦手な人は花彫酒をちまちま入れて調整するとよさそう。そしてレトルトパウチの鶏肉がお箸で切れる柔らかさ。クセがなくさっぱりしていて、ダシにめちゃくちゃ合います。麺の量も多く、1杯の満足度は高め。日本にあるもので表現すると、鳥貴族の白湯ラーメンに香りのいい紹興酒をプラスした感じ。がっつりとんこつ味!! が好きな方には少々淡泊かも。

牛肉がゴロゴロ入った「花雕酸菜牛肉麺」もうまい!

 お次は「花雕酸菜牛肉麺」。先に実食した「花雕鶏麺」とはまた少し違い、封を開けるとレトルトパウチ、粉スープ、花彫酒とこちらは牛脂が入っています。カロリーが気になる台湾女性は、牛脂を入れない方も多いそうです。パウチ内には牛肉が3~4切れと、牛肉麺を食べる際には必須といえる酸菜(塩漬け白菜)が惜しげもなく入っています。

お次は「花雕酸菜牛肉麺」
こちらは牛肉と酸菜がたっぷり
完成! 牛肉麺っぽい

 同じく3~4分待ち、実食。台湾で食べる「牛肉麺(ニュウロウメン)」を最大限に再現しており、さらに花彫酒を足すことによって風味が増しています。これぞ大人向けの牛肉麺。クセが無い牛肉ベースのスープは絶品で細麺によく絡み、一口、また一口と麺をすする箸が止まりませんでした。余った汁でおじやを作ろうか迷ったほどです。日本人の口にも合う、深みのあるラーメンでした。柔らかく煮込まれた牛肉がゴロゴロ入っているのもポイント。これはご飯の上にかけても絶対においしい!


 この「花雕鶏麺」シリーズ、どちらもインスタント感があまりないのが特徴。ラーメンに「お酒を入れる」という切り口も斬新で面白く、そのひと手間をかけることによって風味がぐっと増すのが人気の秘訣ではないかと思いました。日本のインスタントラーメン業界も負けていられない……!?

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 現在日本での販売はなく、食べたい人は台湾で手に入れるしかないのですが、本当においしいので、台湾に行った際はぜひ食べてみてください。台湾みやげとして購入していく旅行客も多いそうですよ。

あゆみん

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