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インドでややこしすぎる新種生物が発見 「Kani」族が見つけたカニ「Kani maranjandu」
色んな意味でカニ。
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オックスフォード大学が、へんてこな名前の新種のカニを発見したことを発表しました。その名も「Kani maranjandu」。カニなのに、名前に「Kani」と入っててややこしい……!
「Kani maranjandu」が発見されたのは、インド南部ケーララ州を走る西ガーツ山脈。2014年から淡水に生息するカニの調査が行われていたのですが、この辺りに住んでいる「Kanikkaran」という部族から、足が長く樹上に生活するカニがいるとの報告があり、捕獲を試みることに。同部族の協力のもと、2016年9月にようやく捕まえることに成功しました。
「Kanikkaran」が「Kani」とも呼ばれることから、このカニは「Kani maranjandu」と命名されることに。「maranjandu」は現地の言葉で「樹上に暮らすカニ」を指し、「『Kani』と関わりの深い樹上に暮らすカニ」という意味が込められているようです。……ああもう、何回カニって言えばいいんだよ!
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研究論文の著者の1人であるBiju Kumar氏によれば「この発見は、西ガーツ山脈の生物多様性を保護するうえで重要」とのこと。「Kani maranjandu」は大きな木に生息するため、森林の維持に努めなければならないこと、それから、今回のようにまだ新種の生物が存在するであろうことなどが分かったそうです。
(マッハ・キショ松)
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