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亡くなった「ガロ」漫画家の作品を単行本にするため SNS・新聞で情報提供求め「見つかりました!」

悲願だった単行本が実現しそうです。

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 「シャッター」「外へ出ようよ」などで知られる漫画家・はやせ淳さんが4月17日にTwitterに投稿した「中西章文君の身内の方を捜しています」と題された漫画が3万回以上リツイートされ、地元紙・高知新聞をも動員。ついに身内の方との接触に成功しました。

情報提供を呼びかけた漫画

 Twitterに投稿された漫画によると、漫画家・中西章文さんが活躍したのは80年代。自身の単行本出版を夢見て、漫画雑誌「ガロ」にその作品を載せていました。しかし、志半ばで病魔に冒されてしまい、長い闘病の末、1999年に他界してしまったそうです。

 かつてアシスタントとして中西さんを雇っていたはやせさんは、彼の作品を集めて単行本を出そうと決意。そのためには著作権の関係上、どうしても身内の方の了承が必要でした。ところが、中西さんの実家は既に引っ越しており、消息不明。そこで、はやせさんはTwitterでの情報提供を呼び掛け、ついには高知新聞の協力も得て、身内の方を発見することができました。

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発見の喜びを伝える漫画

 はやせさんは4月20日、Twitterに投稿した新たな漫画にて、「もうご存知の方もいるかも知れませんが……中西君の身内の方が見つかりましたーーーッ」と、喜びを知らせています。投稿によると、身内の方は高知新聞紙面を見て、はやせさんの呼びかけを知ったそうです。はやせさんはあまりに感極まったためか、漫画内の自画像が“ヒゲなし”に。やや照れた様子で、「焦ってヒゲ書き忘れた。なんか若いと思った」と追加の投稿をしています。

 悲願の単行本化に向けて、大きな一歩です。

少し照れた様子のはやせさん

画像提供:はやせ 淳(@sigotojijii)さん

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