機内でベビーカーを取り上げられた母親が号泣する動画が物議　アメリカン航空が不適切な対応を謝罪

　米国で、飛行機に乗り込んだ赤ん坊連れの母親が、乗務員からベビーカーを取り上げられ声を上げて泣いている動画が物議を醸しています。トラブルのあったアメリカン航空は、不適切な対応だったと謝罪を発表しています。

　動画は、米国内を移動するアメリカン航空591便内で撮影されたもの。ベビーカーを取り上げられた母親は赤ん坊を抱き、涙ながらに付近の乗務員に声を掛けていますが、乗務員らは硬い表情のまま。母親に味方しようとしたとみられる他の乗客が、声をあらげる一幕も映し出されています。

　この動画はFacebookに投稿され、3万回以上シェア。アメリカン航空も内容を確認したうえで、「乗務員によるこれらの行為に失望している」と4月21日（現地時間）に謝罪しています。発表によれば、同航空会社の配慮として、ベビーカーを取り上げられた母親の家族には、他のフライトのファーストクラス席が用意されたとのこと。また、該当の乗務員らを一時的に職務から外したうえで、事実調査を行っているとしています。

　なお、アメリカン航空のWebサイトには、航空券を持っている乗客1人につき、ベビーカー1台を預け入れるができると記載されています。預け入れる場合は、サイズなどによって対応が異なるとのこと。

（マッハ・キショ松）