海賊版を買い占めた明和電機「魚コードUSB」騒動 → 販売元との海外コラボ企画を検討する斜め上の展開に
海賊版のトラブルを通じて、逆に仲良くなったもよう。
アーティストユニット・明和電機が、自身の商品を模した海賊版を買い占め、公式に販売するというまさかの行動を取ったことで注目を集めた「魚コードUSBケーブル」の問題(関連記事)が、再び斜め上の展開を見せています。
海賊版を販売していたフライングタイガーとのトラブルが解消しただけでなく、デンマークでのライブなどでコラボする可能性があることが発表されました。関係がギクシャクするどころか、仲良くなってしまったもよう。
明和電機は3月30日、「魚コードUSBケーブル」を模した商品が、デンマークに本社を構えるフライングタイガーで販売されていることを知り、都内の店舗で買い占め。オリジナルパッケージに詰め替え、自身の公式オンラインストアで販売するという予想外の対策を講じ、ネット上で話題になりました。その後、同ユニットの土佐信道さんは、このトラブルについて分析したブログ記事「衝撃!中国のパチモン市場」で、法的な問題として捉えるよりも「お祭りにして、楽しんだほうがいい」と自らの考えを明らかにしています。
該当の商品は3月31日にフライングタイガーの国内全店舗から回収されましたが、海外ではその後も販売が継続。明和電機の発表によれば、本社から「魚コードUSBケーブル」の海賊版だったことを認める連絡が4月27日にあったとのことで、国外でも回収が行われたようです。また、「デンマークでライブや展覧会を行う可能性について知りたく、その件についての情報を受けとることを楽しみにしています」とも伝えられたそうです。海賊版騒動を通じてフライングタイガーとのコネクションを作り、良い関係を構築することに成功したもよう。
同ユニットは「明和電機とフライングタイガー、そして日本とデンマークの愉快なつながりになるよう、プロジェクトを進めていきたいと思います」と、今後のコラボ企画について前向きな姿勢を見せています。
(マッハ・キショ松)
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