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凹みで表現したアインシュタインがなぜか出っ張っているように見える不思議な動画 「ホロウマスク錯視」を利用
板の裏表に凹面、凸面で表現 → 両方とも凸面に見える。
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凹凸で描かれたアインシュタインの顔を使った錯視動画が、YouTube上に公開されています。板の表裏がそれぞれ凸面、凹面になっているのですが、両方とも凸面にしか見えません。
板の片側には凸面で表現されたアインシュタイン、反側には凹面のアインシュタインが。動画冒頭では凸面が写っているように見えますが、板が回り始めると、実は凹面だったことが分かります。
180度回転すると本物の凸面が登場し、これは正しく知覚することができます。ですが、再び凹面が現れると、やはり凸面に見えてしまいます。これは「ホロウマスク錯視」として知られている錯視の一種のため、本当の形状が分かっていても、奇妙な見え方になってしまいます。
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この動画を投稿したのは、科学教育などの活動を行うロンドンの組織「The Royal Institution」。別の動画では、親子で一緒に「ホロウマスク錯視」が起こるお面を作る方法を紹介しています。それは、風船を使って半球状に固めた紙を用意し、その内側(凹面)に絵を描くというもの。人間の脳って、こんな簡単にだませるのか……。
(マッハ・キショ松)
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