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日本で最初に誕生した“雑誌の図書館”、「大宅壮一文庫」が資金難のためクラウドファンディングを開始 明治、大正の貴重な雑誌も
貴重な雑誌を後世に残すためにも。
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ジャーナリストでノンフィクション作家でもある、大宅壮一氏の雑誌コレクションを引き継ぐ形で設立された、日本初の“雑誌の図書館”、「大宅壮一文庫」。明治・大正から平成までの17万冊にものぼる、膨大な雑誌コレクションで知られるこの図書館が、資金難のためにクラウドファンディングを呼びかけています。
プロジェクトを呼びかけたのは、「大宅壮一文庫」を31年間守ってきた鴨志田浩さん。大宅壮一氏が亡くなった翌年の1971年に設立されたこの図書館でしたが、近年インターネットの普及などにより文庫自体の利用者が激減。従来通りの運営を続けていくのが難しいと判断。資金難に陥った図書館存続のために今回のプロジェクトを立ち上げたとのこと。
また単に貴重な資料を集めるだけでなく、館内では独自の検索システムにより身近なキーワードから目的の資料に簡単にたどり着けるようプログラムされており、当時の雑誌資料を素早く閲覧できるようになっています。
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「雑誌記事は同じ事件を異なる視点から追った記事が同時に掲載されることもあり、短い字数で異なる情報を数多く収集することが可能」と、雑誌の魅力を語る鴨志田さん。プロジェクトはすでに目標額に達しているものの、6月30日までは引き続き支援することが可能となっています。
(大里ミチル)
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