岐阜県・飛騨市にある飛騨市図書館で8月27日、3人の図書館司書が官能小説を朗読するイベント「官能小説朗読ライブ」が行われました。Twitterやネットなどでも「何これ面白そう」「飛騨市始まりすぎてる」などと話題になった同イベント、なぜ開催しようと思ったのか、実際に官能小説を朗読した担当者にお話を聞きました。
イベントでは、館長の西倉幸子さんが「刺青」(谷崎潤一郎)を、図書館司書の堀夏美さんが「短篇集H」(姫野カオルコ)から「正調・H物語」、同じく司書の村田萌さんが「溺レる」(川上弘美著)から「可哀相」をそれぞれ朗読。当日はおよそ70人が集まり、中には愛知や三重など遠いところから来た人や、さらには飛騨市長の姿もあったそうです。
同館では定期的にこうした朗読イベントを行っていますが、なぜよりによって「官能小説朗読ライブ」を行おうと思ったのか。実際に本を読んだ堀さんに聞いたところ、「官能小説というキャッチーな題材を扱うことで、多くの人が図書館に足を運んでくれると思いました」とのこと。また、反対意見はなかったか聞くと、事前に飛騨市の教育委員会に確認をとったところ「ぜひやってみて」と、意外にも開催に対しては前向きだったそうです。公に告知をしてから、ネットで話題になったことで多少の批判もありましたが、図書館に直接の問い合わせはなどはなく、「思っていたよりも反対する声は少なかった」と堀さん。当日の雰囲気も非常に静かで、参加した人たちは皆真剣に朗読を聞いてくれていたそうです。
飛騨市図書館は官能小説を1つの文学と捉えているとのこと。開催後、Twitterでは「文化的なよいイベントだったな」「面白い朗読会ありがとうございました」など、実際に参加したと思われる感想ツイートもちらほらと投稿されていました。
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