ニュース

インターネットを席巻する“フリー素材の巨乳美女”は何者か フリーランスのグラドル「茜さや」さんに話を聞いた(1/3 ページ)

“フリー素材美女”のバックボーンを探りつつ、フリーランスとしての苦労や、フリー素材としての実情などを聞いてみました。

 フリー写真素材をネット上でダウンロードできるサイト「ぱくたそ」に2016年2月に登場した美女、茜さやさん。おっとりとした表情とタヌキ顔、そしてセクシーな風貌とむちむち体形の人……といえば、ネットを毎日見ている人なら「あぁ、あの人ね」とピンとくるのではないでしょうか。

この人です

 彼女は広島出身の24歳。ネット上では“フリー素材の人”として知られていますが、実はフリーランスのグラビアアイドルとして活動している苦労人だったりします。おっとりとした風貌からは想像もつきませんが、実際に話を聞くと「グラビア撮影と称してラブホテルに連れ込まれそうになった」「17歳で30万円ためて上京した」と語るなど、なかなかハードな人生を送ってきた様子。

 茜さやさんがフリー素材になったのは2016年2月。わずか1年でネットでは見ない日は無いほど拡散された“フリー素材美女”のバックボーンを探りつつ、フリーランスとしての苦労や、フリー素材としての実情などを聞いてみました。

天使でした

銀座の真ん中で社長とケンカして、事務所を辞めた

―― 普段はどういう仕事をされているんですか?

茜さや: もともとはグラビアを2014年からやっていて、ダーツのイメージガールをやったりしています。「ぱくたそ」さんでフリー素材を始めたのは去年の2月からです。

―― 今はフリーランスで活動していると伺いました。そもそもなぜフリーランスで活動しているんでしょうか?

茜さや: 登録していた事務所ともめたんです。銀座の真ん中で事務所の社長とその奥さんとケンカしたんですよ。その時に「潰すぞ」って脅されたんですけど、「なんで17歳で東京に出てきたのに銀座の真ん中でお父さんより年上の人とケンカしてるんだろう」って逆に冷静になってしまって、それでこんな思いはもうしたくないなと思って辞めました。その時に知り合いの弁護士にも協力してもらったりしたんですが、結構長い間もめてましたね。

―― その「潰す」っていうのは……?

茜さや: 芸能界から消すぞってことですね。正直、そんな芸能界から消されるほど世に出てなかったはずなんで、「今消されてもなぁ」みたいな感じでしたけど(笑)。そんな大きい事務所でもないし、どうせ消す力も無いだろうということで、そのまま辞めました。

―― フリーランスのグラビアアイドルって聞いたことがないのですが、他にいらっしゃったりするのでしょうか?

茜さや: 前の事務所を辞めて別の事務所に入るまでの間だけフリーで、というのはあります。でも、普通はすぐ別の事務所に入ってしまいますし、ずっとフリーで活動する人はあんまりいないですね。

―― フリーランスは何年くらいやっているんですか?

茜さや: 2014年からなので3年くらいです。グラビア自体が2014年からなので、この仕事を始めてすぐにフリーランスになった感じです。演技とかはやっていて去年は一応ヒロインとして映画にも出ました。

―― フリーランスってすごい大変なんじゃないかというイメージがありますが、実際はどうです?

茜さや: 大変ですね。最近は慣れたんですが、芸能界ってしっかりとした部分もそうじゃない部分もあるので……。やっぱり変な人が一杯いて、そこをちゃんと見ないといけないんです。はじめはいい仕事だと思っていても、現場に行ったら着エロ以上の過激な仕事だったりとか。

―― ……それは、ご自身で経験されたことですか?

茜さや: そうですね。例えばカメラも持っていないのに「宣材写真を撮るから」と言ってラブホテルの前に連れて行かれたりしました。私の場合は撮影に入る前に分かったので良かったんですけど、ついて行っちゃう子がいっぱいいるから味をしめてるんだと思うんです。私は変だと思ったらやんわり断るようにしてます。

―― 「怪しいな」と感じる基準はあります?

茜さや: メールのやりとりの時点で「あれ?」ってなるんですよね。言ってることがそれまでと違ったり、様子がおかしい人って居るじゃないですか(笑)。選別するポイントは難しいんですけど……感覚ですね、「なんかちょっとおかしいな」と思ったら本当に変なことになるので。

 昔はそういうことがあると怖くて落ち込んでたんですけど、今は「また来たぞ」と楽しめる余裕が出てきました。だから続けられるんだと思います、楽しめないと終わりなので。

―― 結構ブラックなエピソードがあるんですね……。

茜さや: 例えば、「グラビアで稼げるよ」ってすごくいい条件を提示されて、行ってみたらアダルトのライブチャットをあっせんしてるとこだった……ということもあると聞きました。中には男性との絡みがある仕事で「途中でマスクを外されて顔がバレた」というのも聞くので、怖いですね。

DVDのギャラが「中古の洗濯機」

―― 他のグラビアアイドルの方とは交流はあったりしますか?

茜さや: 結構遊んだりしますよ。事務所を辞めたばかりでフリーランスになった子には仕事の紹介をすることもあります。やっぱりフリーランスの子には一緒に頑張って欲しいという思いもあるので、仕事も一緒にできればいいなって。

―― フリーランスでやるのと、事務所に入るのとだとどっちがいいと思いますか?

茜さや: 事務所とその子の性格にもよると思います。その子が自主的に動きたい子だったらフリーランスでも良いかもしれませんが、流されちゃうような子の場合はしっかり事務所に守ってもらったほうがいいですね。中には、守ってくれない事務所もありますが……。

―― とはいえ良い事務所もあると思うんですけど、そういう所から「ぜひウチで」と声がかかったらどうします?

茜さや: 良い事務所というのが分からないんですよね……大きい事務所でも悪いウワサは聞くので。仮にそういうウワサがない所から声がかかったとしても……入らなさそうですね。

―― フリーランスだと収入の面ではどうですか?

茜さや: 全部自分に入ってくるので、収入は絶対にフリーランスの方がいいです。ある事務所に入ってる子から「雑誌に出たらお金もらえるよね?」って聞かれたことがあったんですが、詳しく聞いたら雑誌に出たのにお金がもらえなかったって言われたりしました。多分そんなに高い金額ではないと思うんですけど、仕事したのにゼロってないじゃないですか。この子の場合「プロモーションだから」ということでゼロだったんだと思うんですけど、やっぱり事務所側からだまされてしまうこともあるし、仕事の相場も分からないんですよ。

 フリーランスの経験がある子と話していると「この仕事はこのくらい」みたいな相場が分かってくるんです。でも、事務所に入ってる子からはギャラがもらえないとか、支払いが遅れるとか聞きます。ひどいところだとDVDのギャラが中古の洗濯機とか……要らないじゃないですか、そんなの。そういう意味でも、フリーのほうが収入は多いと思います。

華やかな世界に見えますが、実際は大変らしい
       | 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. ドクダミを手で抜かず、ハサミで切ると…… 目からウロコの検証結果が435万再生「凄い事が起こった」「逆効果だったとは」
  2. 「明らかに……」 大谷翔平の妻・真美子さんの“手腕”を米メディアが称賛 「大谷は野球に専念すべき」
  3. 人生初の彼女は58歳で「両親より年上」 “33歳差カップル”が強烈なインパクトで話題 “古風を極めた”新居も公開
  4. 妻が“13歳下&身長137センチ”で「警察から職質」 年齢差&身長差がすごい夫婦、苦悩を明かす
  5. 夫「250円のシャインマスカット買った!」 → 妻が気づいた“まさかの真実”に顔面蒼白 「あるあるすぎる」「マジ分かる」
  6. 互いの「素顔を知ったのは交際1ケ月後」 “聖飢魔IIの熱狂的ファン夫婦”の妻の悩み→「総額396万円分の……」
  7. ユニクロが教える“これからの季節に持っておきたい”1枚に「これ、3枚色違いで買いました!」「今年も色違い買い足します!」と反響
  8. 「ごめん母さん。塩20キロ届く」LINEで謝罪 → お母さんからの返信が「最高」「まじで好きw」と話題に
  9. 高2のとき、留学先のクラスで出会った2人が結婚し…… 米国人夫から日本人妻への「最高すぎる」サプライズが70万再生 「いいね100回くらい押したい」
  10. 160万円のレンズ購入→一瞬で元取れた! グラビアアイドル兼カメラマンの芸術的な写真に反響「高いレンズってすごいんだな……」「いい買い物」