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利用規約はちゃんと読んで! とある会社が「トイレ掃除」や「道路のガム除去」などを規約に追加 → 2万人以上がホイホイ同意

他にも「迷子になった犬や猫に手を差しのべること」などが条件に含まれていました。

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 英テクノロジー企業のPurpleは、同社が提供する無料Wi-Fiの利用条件に「仮設トイレの掃除」といった内容を追加したところ、約2万人以上がそれに同意したことを報告しました

利用条件に冗談のような条件を追加した結果

 ユーザーが無料Wi-Fiを利用する際の意識について調査するために実験的に実施したもの。利用条件にはトイレ掃除以外にも、「道路に付いたガムを取ること」や、「迷子になった犬や猫に手を差しのべること」などが2週間以上にわたって追加されていました。

同意することでイベントで設置された仮設トイレを掃除しなければならないことに……

 今回の実験結果は、2018年5月25日から施行される「EU一般データ保護規則(GDPR)」に準拠したという発表と同時に報告。それまでユーザーは何に同意しているのか見ないまま、チェックボタンを押してその内容を受け入れていたことが明らかになったとしています。

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 そのため同社は、GDPRにあるユーザーの「明白な同意」の導入と実験結果に対応するため、プライバシーポリシー(個人情報保護方針)の内容を1600語といった長いものではなく260語まで短く変更。明確になったと同時に、ユーザーは個人データの利用方法や目的などを同意前にきちんと見直す必要があることを説明しています。

利用条件は必ず読んでから同意しましょう

(宮原れい)

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トイレ | Wi-Fi | 利用規約 | 調査

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