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警備ロボットが噴水に転落した事故、開発元が原因を発表
仕事が嫌になって飛び込んだわけではなかったようです。
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米ワシントンD.C.で、警備ロボが噴水に転落し、「ロボットが自殺をした」と話題になっていた事件について、ロボットのメーカーKnightscopeが調査結果を発表しました。
事件は現地時間7月17日に発生。複合ビルを警備していた自律型ロボット「K5」(名前は「スティーブ」)が、パトロール区域をそれて噴水に転落しました。水の中で倒れたロボットの写真を目撃者がTwitterに投稿して世界中で反響を呼びました。
Knightscopeはブラックボックスのデータの分析、映像、実地テストの結果、何者かが投げ込んだのでも、雨によるものでもないという結論に至ったとしています。ビルのレンガの表面の処理が甘かったために起きた車輪のスリップをアルゴリズムが検知できなかったと説明。このためK5の段差判定システムが適切に機能しなかったとのこと。
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既にナビゲーションの改良は加えており、車輪のスリップと段差の検出機能を改良するための研究開発も行っていると同社。現場には既に代わりのロボットが配備されており、スティーブは修理のあと、暫定的に水族館で警備をする予定とのことです。
おまわりさんに水の事故対策を教わるロボット
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