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自動走行するロボットを使って寿司をデリバリーする実験が行われることが、ロボット開発を手掛けるZMPから発表されました。
ロボット、ドローンを使った同様の試みは国際的に行われており、米国ではコンビニの商品(関連記事)、オーストラリアではピザデリバリー(関連記事)などの分野で進められています。しかし、寿司を対象とした実証実験は世界初とのこと。
実証実験に使用されるのは、ZMPが開発した「CarriRo Delivery(キャリロデリバリー)」のプロトタイプ。レーザーセンサー、カメラを使って周囲360度を認識しながら、最大時速6キロで自動走行することが可能で、遠隔監視、遠隔操作を行う機能も搭載するとしています。
想定している使用場所は歩道。人間の歩行速度は時速約4キロと言われており、「CarriRo Delivery」が実用化されたら、徒歩移動と同じくらいの所要時間で自動宅配できるようになるかもしれません。
8月から他企業との実証実験に着手する予定となっており、すでに宅配寿司チェーン「銀のさら」で知られるライドオン・エクスプレスが協力することが決定しています。ただし、日本の法制度では、ロボットが歩道を自動走行することが想定されていないため、まずは私有地内で実験を行う方針。寿司出前ロボの登場は、もうちょっと未来の話になりそうです。
(マッハ・キショ松)
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