「ボールペン1本のインク量は29249スマイル」 気が遠くなるほどマークを描き続けて検証する自由研究に脱帽
挑戦した人も、インクがもつボールペンもすごい。
「1本のボールペンに含まれるインクの量が気になったので軽い気持ちで調べてますが終わる気配がありません」と、ボールペン画クリエイターの佐藤明日香さん(@satowasuka)がものすごい「自由研究」の様子をTwitterで披露しました。ボールペンのインクがなくなるまでスマイルマークを描き続ける修行のような試み。始めた理由など詳しい話を聞いてみました。
「インドア派なので、外に出ないで夏らしいことをしたかったから」と、佐藤さんは検証をスタート。ボールペンは書き心地やデザイン、重さなど全てが好きで中学生のころから愛用しているという、パイロットの「HI-TEC 05」を使用しています。やりかたは10×15センチのケント紙に、インクがなくなるまでスマイルマークを描き続けるのみ。ちなみに1枚あたり600スマイル(個数を示す単位)描けるそうです。
公式ブログ「ハミングライフ」には、検証の過程までまとめられています。1日10時間ほど作業に勤しみ、2日でTwitterで報告した8775スマイルに到達。想像以上にインクの減りが遅くて終わる気配がないと焦りながらも、4日目で15846スマイルまで進めて完了への手ごたえを感じます。
そして6日目にとうとうインクが切れ、ボールペンが空っぽに。「1本のボールペンのインクの量は29249スマイルである」との結論が出ました。佐藤さんは「正直最後のほうは『早く終わって……』と思って描いていたので、うれしかったというよりは、やっと……という感じでした」と感想を語っています。本当にお疲れ様でした……。
佐藤さんはクリエイターとして、書籍や企業とのコラボグッズ制作など多方面で活躍中。9月9~10日には愛知県豊橋市の精文館書店でイベントを開催します。取材に際して、お気に入りの作品画像を貸していただいたのですが、かわいらしい世界を作り上げる緻密な描き込みが見事です。
(沓澤真二)
関連記事
超人気墨絵師が描く「阿修羅」と市販のボールペンしか使わない画家が描いた「イグアナ」が今にも動き出しそう!
両作者を取材しました。毛並みまで再現! イケメンゴリラをシャープペン1本で描き上げる動画がすごすぎる
イラストレーターの正体は後日公開されます。どっちが本物? スーパーの食品トレー(高級なやつ)を本漆塗りで再現したお皿が見分けられないと騒然
全然見分けられない。すげえええええええ!! 色鉛筆で描いた「バットマン」のクオリティが高すぎる!
なんだ、天才か。黒板アートすごい……! 学校の先生が卒業祝いに描いた「魔女の宅急便」がチョークとは思えない鮮やかさ
卒業生じゃなくても、あまりのすごさに見とれてしまいそう……。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.