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コスタリカで発見された新種の海ヘビが個性的 水面から逆さになって獲物を待ち伏せ

釣りをするように獲物を狩ります。

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 太平洋に面した中米の国コスタリカにて、新種の海ヘビが発見されました。「Hydrophis platurus xanthos」と名付けられたこの海ヘビ、鮮やかな黄金色の身体もさることながら、研究者を最も驚かせたのは「まるで逆立ちをするかのように、水面から水中に向かって頭を垂らし、獲物を待ち伏せる」という独特な狩りのスタイルです。

新種の海ヘビの全身写真(Brooke L. Bessesen / CC-BY 4.0)

 この海ヘビは、米アリゾナ州のフェニックス動物園とイリノイ州のノースウエスタン大学の調査チームが、コスタリカ南部にあるドゥルセ湾にて発見しました。

発見された海ヘビの狩りの様子(Brooke L. Bessesen / CC-BY 4.0)

 先述した通り、この海ヘビの狩りは非常に個性的です。普通の海ヘビならば海中を泳ぎ回るところを、この海ヘビは獲物を待ち伏せて捕まえています。水面近くでとぐろを巻き、そこから水中へぶら下がるかのように頭を垂らして、ウネウネと身体をくねらせながら待ち、射程範囲内に獲物が来た瞬間、頭を素早く伸ばして捕食するのです。

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セグロウミヘビ。発見された海ヘビに比較的近い種と考えられている(Wikipediaより)

 外見が鮮やかな黄金色である理由は、この海ヘビが夜行性であり、夜は明るい色合いであったほうが体温調節を容易に行えるため、とのこと。

 調査チームは「この珍しい海ヘビの発見は、今後の研究テーマとしても、環境保護の問題から見ても、非常に価値のあるもの」とコメントしています。

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