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文字が物語から抜け出した……!? 『銀河鉄道の夜』の文章をかたどった切り絵が精緻で美しい

部分的に袋文字になっているところがまた神業。

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 宮沢賢治作『銀河鉄道の夜』を描いた切り絵が、Twitterで注目を集めています。切り抜いたのはさし絵の類ではなく、文章そのもの。まるで文字が本から抜け出したかのようです。

もはや幻想的

 モチーフは物語後半の一節。約300文字の文章は1つ1つていねいに切り出され、つる草でつながれて周囲の草花や鳥とともにデザインされています。これだけでも手が込んでいるのに、よく見ると一部は枠だけの袋文字。精密な技巧が光ります。

文字同士をつなぐつるや、袋文字の様子がよくわかる拡大画像
フレームに入れられた姿がまた美しい

 作者の里紗さん(@mi_kocoa)に話を聞いたところ、以前から和文の切り絵を作りたいと思っていたとのこと。名前は知っていながら未読だった『銀河鉄道の夜』を読んでみたら、物語の魅力に引き込まれ切り絵のイメージができあがったそうです。

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 約100時間かけて焦らず力を入れすぎず、ていねいに作ったという切り絵。出展などの予定はいまのところないそうですが、一度生で見てみたい。

これでも「反省点が山積み」とのこと。どこが問題なのか、筆者には分からない……
画像提供:里紗さん(@mi_kocoa

(沓澤真二)

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