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「社畜スキル」で「リストラ突入率アップ」修得 ドラクエ11風「サラリーマンスキルパネル」の設定がシビア

どの方面に伸ばしても苦難しかない。

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 「ドラゴンクエスト11」の育成システム「スキルパネル」をサラリーマンに当てはめた、「サラリーマンのスキルパネル」の図版がTwitterで注目を集めています。修得できる能力が「常時サービス残業」やら「土下座」やらシビアなものばかりで、スキルアップと言っていいものやら。

どの方向に伸ばしても不穏な空気がただよう(画像提供:フクさん

 同作のスキルパネルは、自分好みの方針でキャラクターを成長させられるシステム。レベルアップ時に得られるスキルポイントを使って盤面のパネルを解放し、それに書かれた特技や能力を修得できます。例えば主人公なら「片手剣」「両手剣」「ゆうしゃ」の3系統があり、各方面のパネルを開けていくことで「剣技が得意」「基礎能力や勇者独自の呪文に優れる」といった個性的な育成が可能。

1つのパネルを解放すると、その周囲のパネルも解放できるようになる仕組み(公式サイトより)

 フクさん(@elf_fukucha)が考えたスキルパネルは、盤面に4系統のスキルが配置。「えいぎょうスキル」へ伸ばすと、社会人の基本である「報告」「連絡」「相談」が備わります。しかしその先は「残業突入率100%」「ストレス耐性+50%」といったブラックなパネルばかりに。「きようさ+10」とか「みりょく+30」とか欲しいのにない。

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「直行」と「直帰」を修得すると、連携技の「直行直帰」を覚える(画像提供:フクさん

 「ゆとりスキル」方面に伸ばすと「説教突入率+100%」「モンスターペアレント呼び」などを覚え、誰も幸せにならない展開に。「ゆうしゃスキル」方面へ伸ばすと「転職」「起業」などある意味勇者的な選択肢が増えますが、「上司ぶん殴る」「会社を爆破」といった不穏なスキルも出てきます。「内部告発」を覚えると「『悪魔の子』と呼ばれるようになる」とか、変なところで原作に準じているのがおかしい。

ゆとりスキルを極めると、「ジゴホーコク」を修得。「ジゴスパーク」みたいに言うなっ!(画像提供:フクさん
「上司ぶん殴る」のまわりが、「常時ちから+10」ばかり。腕力と言うよりは、精神力?(画像提供:フクさん

 ゲームでもストーリーを進めると盤上のスキルが増えるのですが、サラリーマン版では後半に「社畜スキル」が追加。「定時退社の心得」や「コーヒーブレイク」など、ほどほどに休めるスキルもありますが、ゴールっぽく強調された「定年退職」へたどり着くには「リストラ突入率+20%」が必須になる設定が鬼です。

「セクハラ」や「インサイダー」など、闇落ちもできます。いや、しちゃダメです(画像提供:フクさん

 ちなみに黄色く塗られたパネルは、フクさんが現実で修得したスキルとのこと。「もう取りたいパネルないので、スキルリセットしてスタートから下(ゆうしゃスキル)に進みたい」と、切実なコメントを残しています。その前にもっと有用なパネル設定してーっ!

(沓澤真二)

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