「うなぎパイ」スマホケース、仕掛けが狂っていると話題に フタを開けるとうなぎパイ 広報「開発に1年半かかりました」
春華堂、お菓子屋なのに謎のこだわりっぷり。
静岡・浜松の銘菓「うなぎパイ」の箱をモチーフにしたiPhoneケースが、その常軌を逸したギミックでTwitterユーザーに衝撃を与えています。背面がパカっと開き、中にうなぎパイの精巧なフィギュアが収納されている仕掛けに。「うなぎパイ買ってきたのでどうぞ」と差し出す動作が、いつでも再現できるケースとなっているのです。
ケースは「うなぎパイ」の春華堂が、1月末から公式オンラインショップと「うなぎパイファクトリー」で数量限定販売している商品。iPhone7専用で、価格は3000円(税込)。8月20日に、あるTwitterユーザーがそのギミックを「なかなか狂っている」と写真付きで紹介したところ、2万回弱リツイートされる反響を呼びました。
表面は、うなぎパイの箱の包装紙と同じ柄です。背面のフタを開けると、おなじみの小分け袋に入ったうなぎパイが2本分、フィギュアとして再現されています。フタの裏もICカードやお札が収納できるポケットが付いているなど、機能性も抜群。なんだこの凝り様は……春華堂ってお菓子屋さんだったよな?
「このiPhoneケースの開発には1年半かかりました」と春華堂の広報担当者。
実はもともと販促用として開発したアイテムでしたが、配った先々で評判だったため商品化することに。今回話題になる以前にも、「うなぎパイファクトリー」に見学客が多く来る春休みに注目を集めていたそうです。
「箱を開けるとうなぎパイ」という狂ったギミックを搭載したのはなぜなのか。
「その方が面白いからです。柄だけのケースであればそれこそたくさんあるでしょうが、こういった機能を設けることが相手の一笑を得られると考えました。実際私をはじめ社内でも多くの者が名刺入れ代わりに使用しており、商談時に相手先も笑ってくれることがあります」(広報担当)。
Twitterでは精巧さやアイデアに「ほしい」の声が続出。反響について担当者は「10年前にうなぎパイのリアルな携帯ストラップを販売したときに大評判でした。お客様ってこういうことで喜んでくれるんだなと実感があったので、今回もこだわりました。その分反響をいただけてありがたいです。本来お菓子屋さんなので、もっとお菓子も話題になるとうれしいですね(笑)」。
8月24日追記:うなぎパイiPhoneケースの実物を入手したのでうなぎパイと比べてみた
(黒木貴啓)
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