絶滅危惧種のネコ科動物「オセロット」を捉えた映像が公開　カメラに興味津々のあまりお顔がどアップに

　米国内で絶滅危惧種に指定されている「オセロット」を捉えたカメラの映像が、合衆国魚類野生生物局によって公開されています。

　オセロットはマーゲイなどと見た目が似たネコ科で、彼らより大型の動物。毛皮目的などの乱獲で数が減少するとオセロットの巣も見かけなくなり、2016年12月には20年ぶりとなる巣の発見が話題になりました（関連記事）。

　今回目撃された場所も巣が見つかったラグナアタスコサ国立野生生物保護区で、周辺に多く設置されたカメラの一部によって捉えられました。大人で若めのメスだと思われる1匹のオセロットがカメラを気にするように映っており、時には近づきすぎてどアップになる場面も。

　生物学者によると以前に確認されたオセロットとは毛皮の模様が違うとしていて、2018年には追跡調査を実施して研究が進められる予定です。ちなみに彼女は健康的には問題なさそうということで、同保護区で元気に暮らしている様子。昨年には子どものオセロットも見つかっており、このまま問題なく生存していける環境が維持されることを祈るばかりです。

（宮原れい）