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子どもの設備破損、保護者が何も言わずに帰る 議論を呼んだ「子ども連れ入店お断り」 保護者がカフェに謝罪

現在は、約束事を守れる場合は幼児連れでも入店できるようになっています。

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 子どもが障子を破ったのにもかかわらず、保護者が報告せずに立ち去った――このようなカフェのTwitter投稿が先ごろ波紋を呼びました。その後、保護者と名乗る人から謝罪があったとお店が報告しています。


Twitterに投稿された、破られた障子の画像

 Twitterに投稿したのは岡山県総社市の古民家風カフェ「珈琲と人」。幼児連れの客が店内設備を破損したり乱雑に扱ったりすることが多々あるとして、夕方まで0歳児を除く未就学児連れの客の入店を断ると8月半ばに告知しました。その際に、穴を開けられ、破れた障子の写真を「ご報告なしで帰られた保護者の方の態度に大変ショックを受けております」とツイートしました。

 すべての幼児連れの客がこのような行為をするわけではないとしつつも、「苦渋の決断」としたお店の言葉に、「致し方ない」「当然の対応」と賛同する声も。またメディアにも取り上げられ、子どものしつけをめぐる議論にも発展しました。

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 8月末に、保護者を名乗る人からおわびをしに行きたいとの電話があったことを珈琲と人は報告。「みなさまが関心を寄せて下さったおかげで、相手の方まで思いが届いたものと受け止めています」とお礼を述べました。

おわびがあったと報告

 同店に聞いたところ、9月からは未就学児連れ客も入店可になっているものの、守ってもらいたいことを箇条書きにした紙を用意し、1つ1つ確認した上で約束できる場合のみ入店してもらっているとのことでした。

 またこの件を振り返って、反響の大きさに驚いたと店主はコメント。メディアに取り上げられ、障子を破った子どもの保護者の良心にまで気持ちが届いたことに「メディア及びネットの力をあらためて実感しました」とし、理解や賛同を寄せた人々には感謝の気持ちしかないと語っていました。

 「僭越ですがメタな視点で見れば子供に罪はなく、親のしつけだったり、親自身のリテラシーの大切さ、モラルや一般常識といった基礎的な教育の重要性を改めて実感しました」と店主。

 さらに「若い、この先親となる世代に短絡的に『子どもを持つことはこんなに大変』と尻込みさせる影響を後押ししたのではないかと心配する気持ちが(店主個人としては)一番強いです」と影響の大きさに対する心配も述べていました。

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「珈琲と人」Facebookページ。元民宿を改装したカフェで、障子が使われている和風のお店

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