自分がツインテールのかわいい女の子だと思い込んで「目黒寄生虫館」の取材をレポートする:漫画「ルーツレポ」
感想「バイオハザードの研究所みてぇだ……」
漫画家ルーツ(おっさん)がふらりとどこかへ行き、自分のことをツインテールのかわいい女の子だと思い込んで漫画にする連載「ルーツレポ」。今回は「目黒寄生虫館」に行ってきました。
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ルーツ プロフィール
北海道出身の漫画家・漫画原作者。代表作に『てーきゅう』(原作)、『ルーツビア』など。ニコニコ静画で自分の日常を4コマ(実質3コマ)漫画にした『自分がツインテールのかわいい女の子だと思い込んで、今日の出来事を4コマにする。』更新中。中身はビール好きのおっさんです。
編集雑記
目黒寄生虫館は世界的にも大変珍しい寄生虫を専門にした研究博物館。普段はなかなか見ることができないさまざまな寄生虫が展示されているとあって、ネットでもよく話題になる施設です。
ずらりと並んだホルマリン漬けの標本や、8.8メートルもあるサナダムシ(正式名は日本海裂頭条虫)などは見た目にもかなりのインパクト。特にサナダムシはこれだけ長い生き物が体の中にいるというだけで驚きますが、下痢や消化不良を引き起こすものの死に直結するような症状にはならないというのもまた驚きです。マジかよ……。
近年ではディープな観光スポットとして取り上げられることもあり若者にも人気の高い施設ですが、もちろん基本は真面目な「研究博物館」。同じ施設内では今も研究者たちが日々寄生虫の研究を続けており、そうした努力の一端に触れることができるのがこの博物館なのです。施設の維持には寄付金が不可欠だそうだから、みんな募金しような!
以前から寄生虫のWikipediaなどを熟読していたルーツも、今回の取材はかなり勉強になって引き込まれたとのこと。というか、これだけじっくり寄生虫を眺めたあとでもたこ焼き屋を見ると一瞬で食欲が復活するあたり、ルーツってもしかしたら寄生虫研究に向いてるのかもしれません。
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