ニュース
ヤマト運輸、荷物を宅急便センターで受け取ると割引する新サービス 再配達を抑制する狙い
依頼主が受取場所を宅急便センターに指定すると54円安くなる。
advertisement
ヤマト運輸は10月1日から、受取人が全国約4000カ所の宅急便センターで荷物を受け取ることで運賃が安くなる新サービスを開始します。4月に打ち出した「働き方改革」の一環で、配達効率の向上や再配達の抑制に協力してもらう個人の客に向けたサービスです。
名称は「宅急便センター受け取りサービス」。依頼主が荷物の受取場所を宅急便センターに指定すると、運賃が54円(税込)安くなります。各種割引と併用することで数百円の値引きが可能となり、受取人も都合に合わせて荷物が受け取れます。宅急便センターの場所は公式ページで公開中。
ヤマト運輸はネット通販市場の拡大などから労働環境が悪化している問題を受け、4月に「働き方改革」の基本骨子を発表(関連記事)。低単価の顧客に対する荷物量の抑制や、再配達を削減する方針を打ち出しており、今回の「宅急便センター受け取りサービス」もその一環とみられます。
advertisement
関連記事
Amazon“デリバリープロバイダ”問題、ヤマト撤退で現場は破綻寸前 「遅延が出て当たり前」「8時に出勤して終業は28時」
実際に現場の声を取材しました。Amazonで「荷物が指定日に届かない」「再配達の連絡ができない」など配送トラブル多発中? 配送業者「デリバリープロバイダ」が原因か
実は筆者も同じ事態に遭遇していました……。ZOZOTOWNが当日配達を終了 ヤマト運輸の配送時間変更に対応して
ヤマト運輸が発表した労働環境改善のための基本骨子の影響とみられる。ヤマト運輸、10月改定の宅急便運賃と新たな割引サービスを正式発表
デジタル送り状や、宅急便センターへの直送などを利用した場合、荷物1個につき50円引きになる割引も始まります。クロネコDM便、5年間で約1万5000件滞留していたことが判明 青森県三沢市の委託配達員
当該配達員との委託契約は既に解除したとのこと。宅配便サービス「はこBOON」、一時休止 ヤフオク!では6月中旬から停止
「はこBOON mini」はこれまで通り継続。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.