ファッションECサイト「ZOZOTOWN」で6月12日から当日配達を終了することを、スタートトゥデイが発表しました。有料サービス「即日配達」の注文・お届け時間を全体的に縮小する内容となり、理由について広報担当者は「配送を委託しているヤマト運輸側に配送時間の変更があったため、それにならう形で『即日配達』のサービスを変更します」と説明しています。
ZOZOTOWNの「即日配達」は、商品を通常配送より早く届けてもらえるサービス。各エリアとも翌日には配送してもらうことが可能で、関東エリアでは現状、0時から8時59分の間に注文すると当日に届く仕組みになっていました。手数料は350円(以下全て税込)で、月会費500円の「ZOZOプラチナム」に入会すると無料で何回でも利用できます。
6月12日以降は、「即日配達」の注文時間とお届け時間をエリア全体で変更。関東エリアでは現状の「0時〜8時59分注文は当日お届け」「9時〜23時59分注文は翌日お届け」から、「6時〜19時59分注文で翌日お届け」「0時〜6時59分および20時〜23時59分は即日配送の受付停止」へ変更し、当日配達が完全に終了となります。
このほか関西エリア、中部エリアでも深夜時間帯での注文受付を停止。全体的に「即日配達」のサービスを縮小する内容となりました。
配送を委託されているヤマト運輸は、4月13日に労働環境改善のための基本骨子を発表しました(関連記事)。そのなかで大口や低単価の顧客に荷物量を抑制するよう交渉していくと表明していました。また6月から再配達や配達時間の指定枠などの変更も決定しており(関連記事)、今回のZOZOTOWNの「即日配達」の縮小もこれらの影響とみられます。
(黒木貴啓)
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- ヤマト運輸、宅急便の基本運賃改定を発表 サイズに応じ140円〜180円の値上げに
集配効率化に協力した場合の割引制度なども新設される予定。 - ヤマト運輸、宅急便の運賃を27年ぶり値上げ 労働環境改善の一環 ネット通販の荷物量抑制も示唆
ヤマト運輸が労働環境の改善に向けて、「働き方改革」の基本骨子5つを決定しました。 - ZOZOTOWNに出店中の「WEGO」モデルがめっちゃ下向く理由が判明 「カメラ目線に慣れてないだけです」
足元にはなにもいないらしい。 - 「システムエラー?」「本当に届くの?」ZOZOTOWNで0円祭りが発生→10周年のサプライズ企画でした!
乗るしかなかったビッグウェーブ! - 「ZOZOTOWN」で販売中のぬいぐるみズボンが独創的すぎると話題に
洗濯が大変そう……。