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iOS 11用のARメジャーアプリが地味に便利 風景上にメジャーを出して家具の寸法や床の広さを計測可能

ある程度の誤差は出てしまいますが、家具の検討や物件を下見するときなど、手軽に見当を付けられます。

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 iOS 11ではAR(拡張現実)アプリの開発環境がサポートされ、リリースと同時に多くのアプリが提供されています。仮想メジャーアプリ「AirMeasure AR」もその1つ。対応端末(iPhone 6S以降・第5世代以降のiPad・第2世代以降のiPad Pro)だけで物の長さを手軽に測れて便利です。

空間にメジャーがぐい~ん
分かりやすいように、不毛とは思いつつ15センチ定規の長さを測ってみました。iPhoneをホールドするのが難しくミリ単位の誤差は出てしまいましたが、一定の目安にはなりそうです

 画面に写ったカメラ映像へメジャーを自由に表示することで、画面上の物を計測可能。デフォルトで選択されている「Point+Shoot」ツールでは、始点と終点を指定するだけで2点間の距離を測れます。

対象の端に中央の点を合わせて「+」をタップ。カメラを振るとメジャーが伸びていきます
もう一端に点を合わせてチェックマークをタップすると、メジャーが固定されます

 全13種類のツールが搭載されており、直方体を測れる「3D Cube」や人の顔をポイントするだけで身長が出る「Person's Height」など、高度な機能を利用可能。床の輪郭をなぞって測れる「Floor Plan」や、床へ家具のモデルを配置できる「Virtual Furniture」などは物件の下見に役立ちそうです。また、空間に自由に曲線を引ける、簡単な3Dお絵かきツール「Air Brush」もあります。

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「3D Cube」でイス周囲の空間を計測。梱包サイズの見当を付けられる
ワイヤーフレームを人の顔に合わせるだけで身長を測れる「Person's Height」
部屋の輪郭を辺ごとに測れる「Floor Plan」
風景上に家具を置いてサイズ感を確認できる「Virtual Furniture」。家具のサイズは細かく指定可能
「Air Brush」では風景にラクガキを足せます

 正確な計測ができるほどの精度は保証されていませんが、一定の目安にはなります。同様のARメジャーアプリはいくつか開発されており、App Storeを「measure」などで検索すると出てきます。今回は豊富な機能を全て無料で使えるAirMeasure ARを紹介しましたが、操作がシンプルで扱いやすい「MeasureKit」もおすすめです(全機能のアンロックに400円必要)。

(沓澤真二)

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