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米国の交通局がとち狂ったマナー動画「超親切」公開 変身ヒロインが迷惑行為をより迷惑な方法で撃退

なぜか一部日本語。

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 米国の交通系公共事業体であるロサンゼルス郡都市圏交通局が、マナー啓発動画「Super Kind」(「超親切」との表記も)シリーズを3本公開しました。電車やバス車内の迷惑行為を変身ヒロインが撃退するというものなのですが、展開が狂っていたり中途半端に日本語が登場したりと全体的にカオス成分が強め。(意図的に)間違った日本のポップカルチャー理解を感じる……。

 現在公開されているのは、モンスターのきぐるみを着た“迷惑ボーイ”が車内に自転車を持ち込む「ブロッキング」編、食事をする「イーティング」編、荷物を席に置く「ホギング」編の3つ。どれも撃退後にさらなる迷惑を生み出しています。だめじゃん。

 「ブロッキング」編では、謎のビームを発射して自転車を紙吹雪に変えてしまうという大変豪快な方法で解決します。が、その結果車内は紙吹雪まみれに。ひとしきり盛り上がった後、1人でほうきがけをしているシーンが哀愁を誘います。

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車内に自転車を持ち込む“迷惑ボーイ”発見!
なんとかしなくちゃ!
変身
謎ビーム発射
自転車が消滅して紙吹雪に
車内は大盛り上がり!
1人でお掃除……

 「イーティング」編では、“迷惑ボーイ”が食べているお菓子をカービィのごとく吸い込むのですが、周囲の関係ないものまでどんどん吸い込んでいきます。

まるでカービィ

 「ホギング」編が一番ひどく、バス停に着くと同時に席に置かれていた荷物を車外にポイーっと投げ捨てます。もはやただの不法投棄でしかありません。頼むから捕まってくれ。

ポイー
ただの不法投棄

 動画内では途中に正しいマナーを歌で説明するパートがちゃんとあるのですが、どうにもオチが強すぎていちばん重要なマナー啓発部分が頭から抜け落ちてしまいます。むしろ「迷惑行為をすると『Super Kind』がくるぞ!」的な意味で啓発効果が強そうです。

正しいマナーを歌と踊りで解説するパート。一応ここがメイン……のはず

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アメリカ | ポップカルチャー | 公共

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