連載

「マジカル頭脳パワー!!」を観て思っていた 所さんはなんであんなに頭がいいんだろう?

「あるなしクイズ」なつかしい。

advertisement

ライター:斎藤充博

インターネットが大好きで、ウェブ記事を書くことがどうしてもやめられない指圧師です。「下北沢ふしぎ指圧」を運営中。

Twitter:@3216ライター活動まとめ

連載:マイクロメモリーズ

1982年生まれの筆者が、人生を通じて出会ってきた物たちの「みょうに細かい超個人的な思い出」をマンガで振り返ります。

 20年ほど前に「マジカル頭脳パワー!!」という番組がありました。それまでのクイズ番組のように知識を問うのではなく、頭の回転や反射神経で答えるゲームで競う番組です。これが画期的でものすごく人気がありました。子どもたちはみんなマジカル頭脳パワー!!のゲームをやっていたのです。

 マジカル頭脳パワー!!における所ジョージの強さは異常なレベルでした。「あるなしクイズ」では最初の「ある」「ない」の項目が出たところで答えてしまうこともザラ。

 クイズに答えるというよりも、出題者の意図を裏読みするような発想で答えることもありました。所さんは番組を完全にハックしていたと思います。

advertisement

 ご存じの通り、所さんは思ったことをそのまま言っているようなユルい芸風ですよね。そんな人の頭の回転がとてもいいことに、僕は完全に痺れていました。

 所さん以外の出演者もとてもキャラが立っていたように思えます。

 回答者の千堂あきほは努力型の秀才キャラ。十分に頭の良さは感じられるのですが、所さんのスピードには全くかないません。

 同じく回答者の俵孝太郎は重厚な頭脳派キャラ。政治評論家という知的な肩書を持っているのですが、マジカル頭脳パワーのような番組ではいまいち実力が発揮されませんでした。

 そしてなんといっても司会者の板東英二です。いかにも小物っぽい、うるさいおじさんキャラ。ひょうひょうとした所ジョージと正反対の雰囲気でした。

advertisement

 もしも今、同じ企画の番組をやったとしても、あの独特の雰囲気はもう出てこないのだろうなあ……なんて思います。

おまけ

 今回のマンガを担当氏に送ったところ、ものすごく熱いメールが帰ってきたので紹介しておきます。

 「犯人当てクイズ、私も好きでした……。本当はああいう難しい問題がおもしろいのに、最後の『エラーを探せ!』(動く間違い探し)の点数が高くて全部持っていってしまうのを子ども心に理不尽に思っていました。

 それと、2つのシチュエーションのVTRを見せられて、最後にキャラが発する『○○○○○』というセリフ(同音異義語)を当てる、という本当に人気のなかったコーナーで、『今のところ3人着物よ』と『今の所さん、人気者よ』という答えがあって、心から感動したので20年経っても忘れることができません。そんなことに貴重な脳のリソースを使っているのもどうかと思うので、早く忘れたいですね……」

 これだけ熱く語っているのに、忘れたいのかよ、と思いましたが。それにしても細かいのけっこうみんな覚えているものですね。

advertisement

これまでのマイクロメモリーズ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. 「懐かしい」 ハードオフで“30年前のPC”を購入→Windows 95をインストールしたら“驚きの結果”に!
  4. 「靴下屋」運営のタビオ、SNSアカウント炎上を受け「不適切投稿に関するお詫び」発表 「破れないストッキング」についてのやりとりが発端
  5. 餓死寸前でうなり声を上げていた野犬を保護→“6年後の姿”が大きな話題に! さらに2年後の現在を飼い主に聞いた
  6. 毛糸でフリルをたくさん編んでいくと…… ため息がもれるほどかわいい“まるで天使”なアイテムに「一目惚れしてしまいました」「うちの子に作りたい!」
  7. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  8. 放置された池でレアな魚を狙っていた親子に、想定外の事態 目にしたショッキングな光景に悲しむ声が続々
  9. 脱北した女性たちが初めて“日本のお寿司”を食べたら…… 胸がつまる現実に考えさせられる 「泣いてしまった」「心打たれました」
  10. “プラスチックのスプーン”を切ってどんどんつなげていくと…… 完成した“まさかのもの”が「傑作」と200万再生【海外】