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足のにおいを測定して着用者に伝えるシューズ、資生堂が開発 においケアのきっかけに

遠回しに「におう」と靴に言われるのもショックな気もしますが、自分のにおいって気づきにくいものですしね。

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 足のにおいを感知して、その度合いをスマートフォンアプリを通じて着用者にお知らせ――そんな測定機能を備えたシューズ「SENSING SHOES」を、資生堂のデオドラント製品部門「エージーデオ24」が開発しました。つまり、暗に「においますよ」と靴に言われるわけか……。

レディースとメンズの両モデルを製作(掲載順)

 ベロの部分にセンサーを搭載。着用中の臭度と湿度を測定し、独自の「ニオイレベル」として連携アプリへ表示します。外観にはシューズブランド「blueover」のデザインを採用。一般販売の予定はありませんが、12月1日から7日まで大阪のblueover店舗で展示されます。

ベロの中にセンサーが
独自の基準で、においの強さをアプリに表示

 開発の意図は、「人は自分のにおいには気付きにくく、足のにおいケアにまで至らない」という課題へ向き合うこと。同社のマーケティング担当者がSENSING SHOESを一日中はいて検証したところ、毎日においに取り組んでいる彼らですら、ニオイレベルが最大級に達したといいます。

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 一連の開発はデオドラント製品に反映。同社は成果として、足のにおいと蒸れを防止する「デオドラントフットクリーム」を販売しています。

デオドラントフットクリーム

(沓澤真二)

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