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原宿系ファッション誌『Zipper』が休刊、24年の歴史に幕 背景は「広告環境の急激な変化」

「原宿の最新情報発信マガジン」をコンセプトに、青文字系雑誌の代表格として人気を集めた。

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 祥伝社は11月21日、原宿系女性向けファッション誌『Zipper』を12月22日発売号をもって休刊すると発表しました。『Zipper』の公式Instagramや公式Twitterも告知しています。

休刊となる『Zipper』12月22日発売号

 Zipperは1993年に創刊。原宿発のファッション、カルチャー等の情報を発信するストリート・ファッション誌として個性的かつ奇抜なファッションを紹介し、いわゆる青文字系雑誌の代表の1つとして支持を集めました。1999年から2003年まで連載された矢沢あいさんの漫画『Paradise Kiss』はアニメ・実写映画化されるなど人気に。2014年12月発売号から刊行形態を月刊から季刊へ変更し、デジタルやSNSなどで読者とのつながりを強化する方針を打ち出していました。

『Zipper』歴代表紙(公式サイトより

 祥伝社は休刊の理由について、「読者の嗜好やメディアに接するスタイルが大きく変わるとともに、広告環境も急激に変化いたしました。2015年に月刊から季刊へと発行形態の変更を経て、この度、定期刊行媒体としての休刊を決定いたしました」と説明。今後について「Zipper のブランド力を活かした、新しい形でのビジネスを検討してまいります」としています。

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 公式Instagramは読者に向け、次のようなメッセージを投稿。

 「いつの時代もzipperのことが大好きな読者のみなさんと共に歩んできました。これまでzipperをともに引っ張ってくれた歴代パチパチズ(編注:Zipper読者の呼称)、誌面に登場してくださった数多くの方々、zipper愛に溢れるスタッフ、みんなにありがとうを言いたいです。zipperの休刊は、単なる雑誌の休刊以上の意味があると思ってます。かつてzipperっ子だったあなたと、今zipperっ子のあなたとみんなで最終号までzipperを盛り上げていきたいです。よろしくお願いします!」(小文字は原文ママ)

『Zipper』Instagram

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