ニュース

アドビから新書体「貂明朝」 小動物のイメージが込められた愛らしい手書き風

鳥獣戯画のような貂(てん)の記号も隠されています。

advertisement

 アドビシステムズが、新書体「貂(てん)明朝」を商用フォント提供サービス「Adobe Typekit」に追加しました。Creative Cloudの有償ユーザーは追加料金なしで利用できます。

先端を丸めて太めに仕上げた、伝統的でありつつユーモラスな書体

 従来の明朝体に、躍動感のある手書き文字や、江戸時代のかわら版印刷に見られる運筆の特徴を取り入れた愛らしい書体。鳥獣戯画などに描かれた小動物のイメージも込められており、書体にはテンをかたどった記号も隠されています。

どことなく懐かしさを感じさせる
2018年には色付きバージョンの記号も追加される予定

 同社の西塚涼子さんが和文、ロバート・スリムバックさんが欧文のデザインを担当。両者が直接意見を交わしイメージを共有したことで、明朝体の伝統とある種のユーモアを兼ね備えつつ、和文と欧文が調和した書体に仕上がったといいます。

advertisement
和文・欧文混交のサンプル

 同社はあわせて、Typekitの新機能「ビジュアルサーチ」もリリース。アップロードした画像から書体を抽出し、類似のフォントを列挙してくれるので、デザインのヒントとして役立つでしょう。

(沓澤真二)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

記事ランキング

  1. ザリガニが約3000匹いた池の水を、全部抜いてみたら…… 思わず腰が抜ける興味深い結果に「本当にすごい」「見ていて爽快」
  2. ズカズカ家に入ってきたぼっちの子猫→妙になれなれしいので、風呂に入れてみると…… 思わず腰を抜かす事態に「たまらんw」「この子は賢い」
  3. 「懐かしい」 ハードオフで“30年前のPC”を購入→Windows 95をインストールしたら“驚きの結果”に!
  4. 「靴下屋」運営のタビオ、SNSアカウント炎上を受け「不適切投稿に関するお詫び」発表 「破れないストッキング」についてのやりとりが発端
  5. 餓死寸前でうなり声を上げていた野犬を保護→“6年後の姿”が大きな話題に! さらに2年後の現在を飼い主に聞いた
  6. 毛糸でフリルをたくさん編んでいくと…… ため息がもれるほどかわいい“まるで天使”なアイテムに「一目惚れしてしまいました」「うちの子に作りたい!」
  7. 「タダでもいいレベル」 ハードオフで1100円で売られていた“まさかのジャンク品”→修理すると…… 執念の復活劇に「すごすぎる」
  8. 放置された池でレアな魚を狙っていた親子に、想定外の事態 目にしたショッキングな光景に悲しむ声が続々
  9. 脱北した女性たちが初めて“日本のお寿司”を食べたら…… 胸がつまる現実に考えさせられる 「泣いてしまった」「心打たれました」
  10. 父「若いころはモテた」→息子は半信半疑だったが…… 当時の“間違いなく大人気の姿”に40万いいね「いい年の取り方」【海外】