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アドビから新書体「貂明朝」 小動物のイメージが込められた愛らしい手書き風
鳥獣戯画のような貂(てん)の記号も隠されています。
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アドビシステムズが、新書体「貂(てん)明朝」を商用フォント提供サービス「Adobe Typekit」に追加しました。Creative Cloudの有償ユーザーは追加料金なしで利用できます。
従来の明朝体に、躍動感のある手書き文字や、江戸時代のかわら版印刷に見られる運筆の特徴を取り入れた愛らしい書体。鳥獣戯画などに描かれた小動物のイメージも込められており、書体にはテンをかたどった記号も隠されています。
同社の西塚涼子さんが和文、ロバート・スリムバックさんが欧文のデザインを担当。両者が直接意見を交わしイメージを共有したことで、明朝体の伝統とある種のユーモアを兼ね備えつつ、和文と欧文が調和した書体に仕上がったといいます。
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同社はあわせて、Typekitの新機能「ビジュアルサーチ」もリリース。アップロードした画像から書体を抽出し、類似のフォントを列挙してくれるので、デザインのヒントとして役立つでしょう。
(沓澤真二)
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10月6日より提供。
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