コラム

【考察】「T.M.Revolutionごっこ」ができるギリギリの風速は?

一度でいいからストームパフォーマンスで酔いしれたい。

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 2017年は台風が多かったように感じる。というか、台風で休めると思ったのに「朝には通り過ぎてんじゃん!」「週末に直撃してんじゃん!」をよく味わった気がする。おのれ台風。

 台風が来たら試してみたくなることは1つ、T.M.Revolutionごっこである。

T.M.Revolution『HIGH-PRESSURE』(T.M.Revolution Official YouTube Channelより)

 強風を一身に浴びて気持ちよくなる、言わずと知れたクレイジーな行為だ。

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 もちろん、台風の中で外に出ちゃいけないのは絶対なのだが、それでも心の底では、試してみたい気持ちは誰にでもあると思う。そんなとき、「人がまっすぐ立てない風速」のラインを知っておけば、想像の中だけでもT.M.Revolutionできるかどうか判断できるはずだ。

 というわけで、今回は「人がまっすぐ立てない風速」について考えていく。

「風力階級表」を調べてみる

 この動画は、米国のマウントワシントン天文台が公開している、時速100マイル(=秒速44.7メートル)以上の暴風の中に生身で出てみた様子を撮影したもの。まっすぐ立つことすらままならず、両足が地から離れた瞬間身体が浮き、吹き飛んでしまう。


強風に立ち向かおうとするが……(YouTube:100+ MPH Winds 2016/05/16/Mount Washington Observatoryより)

足が少し浮くと

身体全体が宙に浮き

スキージャンプのような体勢に

着地もままならず

そのまま転倒

絶対にマネしてはいけません(できない)

 風力の目安として使われる「ビューフォート風力階級表」によると、この風は最強の風力12(秒速32.7メートル以上)に当たる。絶対に外出してはいけないレベルだ。

 では、人が直立できないギリギリの風速はどこなのだろう? ビューフォート風力階級表では「風力8」(秒速17.2~20.8メートル)が、「風に向かっては歩けない」と説明されている。

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 また、気象庁が公開している「風の強さと吹き方」という資料では、秒速20メートル以上からは「非常に強い風」と表現され、「何かにつかまっていないと立っていられない」そうだ。

 T.M.Revolutionごっこでつかまることができるのはマイクスタンドだけだから、この風が吹いたらもう無理だろう。よって結論。直立できない風速」は秒速20メートル以上!

でもマネしちゃダメです

 西川貴教さん自身も、Twitterで「台風が東京直撃... 皆さん、本当に危険なので『T.M.Revolutionごっこ』は、おやめ下さい... 改めて、お願いします」と書いている。

 雨風に逆らいながら熱唱する姿は確かにかっこいい。でもいくら風速が「秒速20メートル」を超えていなかったとしても、普通の人がマネしちゃダメですよ。

制作協力

QuizKnock

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