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沈んだ米駆逐艦「ワード」の映像、ポール・アレン氏が公開 旧日本海軍の戦艦「山城」なども探査

旧日本海軍の艦艇5隻の探査の一環で、「扶桑」「山城」も撮影と報告。

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 米マイクロソフトの創業者の1人で、戦艦「武蔵」などの艦艇を発見している実業家ポール・アレン氏が、第2次世界大戦中に沈んだ米駆逐艦「ワード」の映像を公開しました。

 米海軍のウィックス級駆逐艦ワードは1941年12月7日、米国の真珠湾で旧日本海軍の特殊潜航艇を発見し攻撃。これが第2次世界大戦における米国の最初の攻撃とされています。それからちょうど3年後の1944年12月7日に、ワードはフィリピンのレイテ島オルモック湾で、神風特攻隊の攻撃を受けて炎上。消火不能になって乗組員に艦を放棄するよう命令が下り、最後は僚艦オブライエンの砲撃により処分されました。このときオブライエンの艦長だったウィリアム・アウターブリッジ少佐は3年前にワードの艦長を務めていました。


ワードの機銃

艦首

操舵室

船内で使われていた磁器

ソナーの画像

 ワードの調査は、1944年10月25日にレイテ島付近のスリガオ海峡に沈んだ旧日本海軍の艦艇5隻の探査の一環。海流が強いためこれまで探査が難しかった場所ですが、最新鋭の機器を備えたアレン氏の調査船Petrelが探査を可能に。11月下旬からの探査で戦艦「山城」「扶桑」、駆逐艦「満潮」「朝雲」「山雲」の映像を捉えたと報告しており、今後その映像も公開されるとみられます。

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Petrel
PetrelのFacebookページでの報告。山城とみられる艦艇の画像
朝雲と思われる艦艇
扶桑とみられる艦艇の写真
山雲、満潮と思われる写真
折しもブラウザゲーム「艦隊これくしょん」では、レイテ沖海戦をモチーフにしたゲーム内イベントを実施中。最後はスリガオ海峡が舞台となっています

Photo credit: Photo courtesy of Paul G. Allen



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