コラム

【マンガで雑学】NHKが「ゴールデンウィーク」と言わない理由

「春の大型連休」のような言い換えがよく使われますが……?

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 10秒で読める「マンガで雑学」のお時間です。今回のテーマはこちら。

NHKが「ゴールデンウィーク」と言わない理由

解説

 「ゴールデンウィーク」という言葉を生み出したのは、映画業界。連休のため客入りが良い時期で、宣伝活動の一環として作られました。そのため、放送法で「他人の営業に関する広告の放送をしてはならない」(広告放送の禁止)と定められているNHKは、使用することができない……という話を聞いたことがある人も多いでしょう。

 しかし、「ゴールデンウィーク」は1950年代から一般的に使われており、映画とは無関係な観光情報などで目にすることも珍しくありません。ここまで定着しているのに、まだ「宣伝文句だから使用できない」というのは、おかしな話だと思いませんか? NHKのWebサイトによると、この他にも理由があるそうです。

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  • ゴールデン“ウィーク”なのに、一週間以上連休が続く場合がある
  • 連休ムードに対して、不快感を抱く視聴者がいる(経済状況が悪いと、休めない人も多い)
  • 文字数が多く、表記の際に困る

 いろいろな角度から説明されていますが、要するに「とにかく使いにくい表現だから、使いたくない」というのが実際のようです。民放各局が「春の大型連休」「GW(ゴールデンウィークの略称)」などと言い換えることがあるのも、おそらくこれが理由なのでは?

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